Taï Phong ( Part 3 ): Out Of The Night ( Part 2 ) ~ Last Flight

 はじめに・・・
現在、Blogの更新を休止している状況( 以前
だって大して変わりなかった状況だったが )で
前回から随分と時間が空いてしまった記事をエントリーするのも可笑しな話かもしれない。
Blog を閉鎖するのか継続するのかさえ未だに決定していないが、いずれにしろ、この記事を
完結という形にしなければ何も進展しない、という個人的な理由でエントリーすることにした。
そうかといって、いまの僕には最後まで書く気力さえ残っていない。
それ故に中途半端な形のままでエントリーする我儘と消化不良な文章であることを皆さんに
お許しいただきたい。
 
従って、この身勝手さを容認していただける人だけに読んでいただければ、と。(苦笑)

1.Out Of The Night  ( Part 2 )

 Taï Phong の第3回目は、2nd の ”Windows” と 一般的には3rd にして事実上の最後の
アルバムと認知されている ”Last Flight” 迄を書いてゆこうと思う。
  761月に晴れて国内盤として発売されたセルフ・タイトルの”Taï Phong” は、シングルに
カットされた”Sister Jane” ( 国内盤はアルバムと同じテイク )が有線放送やラジオでも頻繁に
オン・エアーされた甲斐があってか、フランス出身の無名の新人グループというハンデを一切
感じさせないような売り上げがあったようだ。
ちょうど7576年という時期は、オイルショックの余波を受けていた時期であり、その影響は
レコードの発売形態にも深刻な影を落していた。
  例えば、それ以前には一定期間の猶予を持ったサイクルで製造中止や廃盤になっていた
レコードが短期間で市場から姿を消すようになっていた時期でもあった。
売れるものだけを市場に残し、売れそうにないと判断されたものは発売されなかったり、たとえ
何とか発売されたとしても、直ぐにセールスに結びつかなかったものは、容赦なく市場から
回収された。
謂わば、レコード会社にとっても、我々音楽愛好家にとっても厳しい時代であった、といえよう。
  それ故に、
Taï Phong のデビュー・アルバムが一定のセールスをクリアしたことは、相互に
メリットを生じた筈であった、と僕は捉えている。
こういった厳しい条件の背景下で、本国では76年10月に発売された2nd の”Windows” が
国内盤として発売に至る迄に若干のタイムラグがあったとはいえ、無事に発売されたことが
一体どのような意味を持っていたのか、という点に注目して欲しい。
1st が仏オリジナル初回盤と同質のテクスチュア紙を使用していたものの、ゲートホールド
仕様ではなくシングル・スリーヴとなり、更に内側に描かれていたイラストを二つ折りにした
紙の裏に解説を載せていた仕様に対して、2nd はほぼ仏オリジナル初回盤どおりの仕様で
発売されたことからも、好調なセールスであったことが容易に察せられるだろう。
  実際、このアルバムは当時の Warner‐Pioneer のカタログの中でも、Curved Air 
Air CutMacDonald & Giles と並んで、最後まで残されていたのである。

     20061009233425.jpg

      ♭
Windows
              Fr;Warner Bros. / WEA Filippachi    56.264 Y
          
      Jap;Warner Bros. / Warner ‐Pioneer   P‐10364 W  
          ○  Jap ;Warner Bros. / Warner Music Japan  
WPCR‐12521

♪ このアルバムの発売に先立って、シングルの”Games”が発売された。
アルバムに収録されたヴァージョンと同じなのが残念だ。

    20061009233947.jpg   20061009234014.jpg

   Games b/w The Gulf of Knowledge
     Fr;Warner Bros. / WEA Filippachi   16.748 E
  
    20061009234228.jpg   20061009234311.jpg
   
  ♭Follow Me b/w Dance
      Fr;Warner Bros. / WEA Filippachi   16.955 EA
  
 20061009234344.jpg    20061009234438.jpg  

 ♭Back Again b/w Cherry
   
Fr;W
arner Bros. / WEA Filippachi   17.174 E

2.From Alpha Ralpha To Last Flight

 "Windows"が発売された翌年( 1977 ) に本作が発表された。
これは飽くまで関連作であるが、実は重要な意味を持ったアルバム、という見方もできる。
所謂、Ergo Sun2MalicorneNemo といったグループのメンバーに Taï Phong から
Jean-Alain Gardet ( Keyboard ) と Jean-Jacques Goldman ( Guitar,vo ) が参加した
セッション・アルバムなのだが、曲によっては Tai と Khan のクレジットもあったりするから
話が複雑になってくる。
全体的にジャズ・ロックというよりはタイトな曲展開で聴かせるフレンチ・フュージョンだ。
中には叙情的な曲もあり、これだけでも聴く価値が充分にあるだろう。
個人的にはフレンチ・ロックの隠れ名盤としている。残念ながら未CD化だが。(笑)


    20071011154120.jpg


  Alpha Ralpha / Self Titled
       Fr;Warner Bros. / WEA Filippachi    56.330 Y



    20061009233505.jpg

    ♭Last Flight
            Fr;Warner Bros. / WEA Filippachi    56.740 Y
          Jap;Warner Bros. / Warner Music Japan  
WPCR‐12522

 約2年のインターヴァルを経て発表された事実上のラスト・アルバムだ。
いま聴くと、曲によってはTaï Phong 節健在といえそうなものもあるが、やはり前 2作の
クオリティーを求めて聴くには足りないものが多過ぎる。
その為に、評価が芳しくないのは仕方ないだろう。良質なポップス・アルバムなのだが。
Last Flight”という皮肉なアルバム・タイトルが、このアルバムに隠されたメンバー間の
確執を的確に物語っている、と僕は思う。
  少なくとも、このアルバムの写真に映っている彼等に待っていたのは、決して明るい
未来ではなかった筈だから・・・・・・


    20070201035420.jpg
  
    Fed Up b/w Shnghai Casino
       Fr;Warner Bros. / WEA Filippachi   17.408 EA

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コメント

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白熊店長さん、どうもです。
ブログなんてもともと個人的なものなんですから、問題なしですよ。

>2nd の ”Windows”
以前のエントリから影響を受けまして購入しちゃいました。ありがとうございました。
いつか自分のところで書きたいなと。

実は私も店長の記事読んで1stから3rdまで揃えました。はるか大昔、テープでしか持っていませんでしたので。

これもいつか記事にしたいなあ。この記事をコピペしてはろうかな。