白熊音盤店奮闘記(11)=店長の初○○の巻

 ♪ これは北国のとある地方都市の鄙びた商店街に小さな(←余計なお世話)CD店を
構えている白熊店長とアルバイト店員の『詩音(うたね)』ちゃんのズッコケ・コンビの
お話です。
 飽くまで妄想・・・じゃなかったフィクションであることをお断りしておきます。

 カラン、カラ~ン
 「いらっしゃい・・・・・・」
 「うちのバカ兄貴いる?」
 「なあんだ。店長の双子の弟の月のわぐまさんじゃないですか」
 「なあんだ・・・って。詩音ちゃん、その説明口調は誰に向かって言っているの?」
 「3ヶ月振りに登場したので忘れられているんじゃないかな、と思って」
 「なるほどね。単なる進行上の都合という訳か。で、兄貴は?」
 「それが何か落ち込んじゃっているみたいで。しばらく休むんですって」
 「ふうん、兄貴にも繊細なところがあるんだな」
 「というか、落ち込んでいる暇なんて無いと思うんですけどお」
 「ま、そりゃあそうだわな」(と言いながら棚を物色している)
 「何してるんですかあ?」
 「兄貴がいないうちに家捜しをと思ってな」
 「あ、趣味悪いわねえ。でも面白そうだけど」
  「さてさて、と・・・あれは何処に隠してあるのかなあ」
  と言いながら、あちこちを物色し始める。

 
 ↓ 一体、何を捜しているのか、と好奇心が旺盛な人はポチッとな。 (笑)

   「おっと、発見!うひひひ、こんなところに隠してたのかよ」
  「何ですかあ?」
 「ちょっと、これを見てよ」
 「随分と古い物ですねえ。昔のCDって、こんなに大きくて黒い色をしていたんですかあ?」
 「あのなあ、詩音ちゃん。そういうボケはつまらんと思うが」
 「え?これって昔のCDじゃないんですか」
 「あれ!? ボケたんじゃないんだ。これはレコード。それもシングル盤ってやつね」
 「初めて見ました」
 「そうかあ、これがジェネレーション・ギャップなのかよ」
  
 「あ、このキュートな女の人は・・・」
 ダニエル・ヴィダルか。懐かしいなあ
 「ちょっとお、何を遠い目で懐かしんでいるんですぅ」
 「ああ、ごめん。当時は本当に可愛かったなあ」
 「あ・・・その言い方だと、まるで今は・・・」
 「詩音ちゃん、天状態とか言わない方が良いよ」

 「そんなこと言ってませんっ!」
 「店長って、昔から何でも洋物趣味だったんですねえ」
 「洋物って・・・まあ、それも事実だわな」
 「さっそく聴いてみましょうよ」
  とレコード・プレイヤーにセットして店内に流す。 

   tenshinorakugaki.jpg    catherine.jpg

   ダニエル・ヴィダル                  
    
      天使ののらくがき b/w 恋はどこへ  (L)      
        Seven Seas / キング HIT-1668 

        カトリーヌ b/w 夢見るわたし  (R)
      ● 
Seven Seas / キング HIT-1710  

  soyokazeninote.jpg   1910fruitgum.jpg
    

   ♭ マージョリー・ノエル                        
     そよ風にのって b/w 慕情の季節 (L)      
       Seven Seas / キング HIT-1250 
   ♭1910 フルーツガム・カンパニー
     
トレイン b/w 
永遠の灯  
(R)
     Budda / 日本コロムビア LL-2297DA   

 
「本当に60年代後半から70年代前半は良かったよなあ」
 「良く解りません。でも、店長が好きな音楽って、この時期が多いですね」
 「そうそう。いまでこそ、元ロック小僧だったと言っているけれど、本当は違うんだよ」
 「?」
 「音楽に興味を持ち始めた中学生の頃の兄貴はポップス少年だったのだ!」
 「きゃああっ!笑激・・・じゃなかった衝撃の事実発覚ね」
 「あの頃(’60後半~’70)の情報源といえば、ヒット・チャート番組や深夜放送だったな」   
  しばらくの間、曲を聴き続ける。
 「いい曲ですね」
 「そうだね。ダニエル・ヴィダルの他にマージョリー・ノエルの曲も好かったな
 
 「あ・・・この軽快な曲ですね。フランス語の韻が如何にもポップスの感じかな」
  「さて、今度はソフト・ロックの1曲を聴いてみようか」
 「う~ん、これはイントロが印象的ですね。確かに列車みたいな感じがします」
 「当時はバブルガム・ミュージック、正確にはティニーボッパーと呼ばれていたんだ」
 「バブルガム・ブラザー・・・」
 「余計なボケは要らんっ!」
 
 
20060424212647.jpg   20060424212818.jpg
  
  ♭ ゲス・フー                  
       ノー・タイム b/w プロパー・ストレンジャー  (L)    
        RCA / 日本ビクター SS-1936 
       アメリカン・ウーマン b/w ノー・シュガー・トゥナイト 
(R)
       RCA / 日本ビクター SS-1984             
   

 「今度は曲調が一転してロックになりましたね」
 「カナダのGuess Whoだね。American Womanはシングル・エディットだな」
 「あめりけん・うおーまんっ・・・
 「ええ~い!歌わんで宜しい」っ! ! 」
 「この頃から
ロック小僧だったんですねえ」
 「実は兄貴の初めての・・・
 「きゃああっ、初○○だなんて。いやらしいっ!」
 「おいおい、詩音ちゃん。伏字にする方が変だと思うぞ」
 「え!?違うんですかあ」
  「ハジレコだよ。実はA面がヴィダルB面がノエルの編集盤LPなんだよ
  と言いながら、青春の懐かしい日々の想い出に浸っている月のわぐま。
 「これが本当の恥レコね」
  その姿を見ながら、本当は自分のことじゃないか、と疑っている詩音ちゃんでした。

   ずっと探し続けている1枚です。LPはメガ・レア盤なので無理。(泣)

 20070306085918.jpg

  フェアリー・ダスト ( Tinkerbells Fearydust )
    誓いのフーガ b/w
ウォーキング・マイ・ベイビー  
   
 
London / キング TOP-1287

コメント

非公開コメント

ダニエルも可愛いが・・・フランス・ギャルが好きです。しかし、ゲス・フーのアメリカンウーマンは最高ですよ・・・昔ゲス・フーをゲッツ・フーとだと思い込んでいましたが・・・笑
おお、フーガ・・・これでしたか?覚えないなー・・・

♪ evergreenさん、コメント感謝です。
そういえば、フランス・ギャルの方が知名度がありましたよね。
Guess Who…Lighthouseとともに聴いたCanadian Rockでしたね。
evergreenさんならば、Guess Whoから派生したB.T.Oの方が親しみがあるかも。

>おお、フーガ・・・これでしたか?覚えないなー・・・
 『誓いのフーガ』の他にシングルが発売されたきりで、結局はアルバムが発売されませんでした。
その謎が数年前の『レコード・コレクターズ』で解明されました。
テスト・プレス盤と市場から回収しきれなかった数枚だけしか現存していない幻の1枚だったんですよ。
メガ・レア(ギガ・レア?)もいいところ…諦めざるを得ません。(号泣)
 あ、でもCDにはなっていたらしいが。

いいですねえ

当ブログにもコメントいただき有難うございます。紙ジャケ・コレクターの私としてはここに出ている作品の紙ジャケ化を熱望するところであります。

フランス・ギャルの旧作の紙ジャケ化なんかもいいですよね。

いらっしゃいませ

♪ Cottonwoodhillさん、コメント感謝です。
ひっそりとプラケで発売されていたりしますが、紙ジャケでは無いですねえ。
Guess Whoは今も好きです。

>フランス・ギャルの旧作の紙ジャケ化なんかもいいですよね。
 特にPhilips時期のスリーヴなんかはお洒落な感じが好いかな、と。
そういえば、シルヴィー・バルタンは紙ジャケ化されたんですよね。
 これからも宜しくお願い致します。

あの・・・プロコルハルムにコメントしようと思ってきたら・・・消えている!

すいません

♪ ぷくちゃん、いらっしゃいませ~。
しまった!見られてしまったか。(笑)
ちょっと書き換えている最中だったので消えちゃったんだね。(←他人事のふりアタ~ック!)
無事に復活しましたので、宜しくねっ!