A Strange World =不思議な世界

 いきなりの質問で申し訳ないけれど、ずっと気にはなっていても手を出せずにいる音盤が
皆さんにはあるだろうか?
アメリカやブリティッシュ・ロック、ユーロ・ロックをリアルタイムで聴き続けてきた僕には、実は
日本のロックやフォークと呼ばれているものが大の苦手だった。
  ただ例外的に四人囃子は好きなグループだったので、心の何処かでは日本のロックを
求めていたのか、あるいは受け容れられる要素があったのかもしれない。
何がきっかけであったのかは正確に想い出せないが、友人から借りて聴いた2枚のLPが
引き金になったことだけは確かだと思う。
シュガーベイブの『ソングス』と鈴木慶一とムーンライダースの『火の玉ボーイ』だ!!
この2枚は未だに好きで、特に『火の玉ボーイ』は名盤だよね。
  しかし、そんなに世の中は甘くない。駄盤も山とあるんだよなあ。(爆)
  それ故に、日本のロックやフォークが完全な後追い体験である自分にとって、名前ぐらいは
知っていても、なかなか手を出せない音盤が未だに多いんだよね。(苦笑)

  ということで、今回紹介するアルバムは・・・・・・
 
   
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     Sugar Babe / Songs   (L)
   
Naiagara / Elec  NAL-0001


       鈴木慶一とムーンライダース / 火の玉ボーイ (R)
    Elektra  / Waner Pioneer  L-8078E


    もちろん、上の2枚ではないよ。(笑)


    それは・・・・・・・↓ これ!!!(核爆)  

    微笑 /  山本道則 Ⅰ( With 水谷公生グループ )
                           (☆☆☆★) Rating =☆:2p ★:1p

     20060923032922.jpg

     J;Polydor  / Polydor KK MR-5063  ( ’75 )
       J;Hagakure / Universal Music-IMS ISCP-1169 
        
                 ( Cardbord Sleeve=Reissue  April ’03 )

 今回紹介する山本道則の『微笑』も、ずっと気になっていたものの、なかなか手を
出せずにいた1枚だった。
かれこれ20年近く前の話で恐縮だが、Pグレを専門に扱っていた目白の某中古盤店で
オリジナル盤を見かけたことがある。
その当時でさえも、諭吉さん1枚が必要だった程のプレミア価格が付けられていた。
  いくら仲間内では評判のアルバムであっても、僕にとっては得体の知れない音盤には
変わりはなく、おいそれと簡単に手を出せない状況だった。
  だってねえ、ブリティッシュ・ロックの中堅アイテムならば2~3枚を入手できるのだから
躊躇するのが当然というものだよね。
  だから、それ以来というものの、ずっと僕は見送ってきた。
すっかり忘れていたこともあるけれど。(苦笑)
  それにしても、世の中は便利になったものだなあ。
3年前にハガクレ・レコードなる1年間という期間限定のプロジェクトが、日本のロックや
フォークのレア盤を惜しげもなく紙ジャケで復刻してくれたのだ。
¥2,625(税込み)と少々高めな価格設定ではあったが、復刻の完成度が高いことは既に
他の音盤を入手していたので判っていた。
  もちろん、迷わずに入手したことは言うまでもないだろうが。
そのお陰で聴くことができるようになり、長年の胸の支えが多少は軽くなった気がした。(爆)
  まず、封入されていた見開きのポートレート(裏に歌詞が記載)とスリーヴ裏の長髪に
髭を生やした写真を見て驚いた。
いくら70年代とはいえ、アルバムを発表した75年という時代背景を考えれば、まさに
彼の風貌は時代遅れのヒッピーであったからなのだ。
 正直なところ、山本道則という人物が何者なのかは僕には判らない。
インターネットで検索しても、有益な情報が入ってこないのだ。
  ただ、この復刻盤が本人に知らされないままで発売されたことが判り、ちょっと後味が
悪かったことが残念であったのだが。
  さて、肝心の感想だが、このアルバムは音楽雑誌のレヴュー等でアシッド・フォークと
紹介されていたことが、何となく解るような気がした。
  もしかしたら、このアルバムは海外のコレクターにも知られている1枚という気がする。
バックを水谷公生グループが担当していることからね。
アルバム・タイトルが『山本道則 Ⅰ/ 微笑』となっているものの、 結局、彼は僅か1枚の
アルバムとシングルを残して表舞台から消えていった。
 不思議な余韻を残して・・・・・・
  

   
20060923033301.jpg     20060923042208.jpg
   
   羅裸Ⅰ b/w 夢を求めて ( アルバム未収曲)  (L)
        Polydor / Polydor K.K DR-1964  ( ’75 )

   ニューロックの夜明け番外編2;ポリドール・ニューロック・シングル集 (R)
    P-VINE / Blues Interactions PCD-1468  

   

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コメント

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気になっているけど手が出せない音盤、あまりにもたくさんありすぎて
数え切れません。1億円くれ~!!と言いたいくらい(爆)
で、ワシはそこから比較的レア度の高い奴を選び、リストアップ
しているのですが、それでも100枚以上はありました。
でも本当の問題は多忙で、買っても聴く時間がないことなんですよね(血涙)
既に買ったヤツでもまだ聴いていない音盤や、見てない映像が
恥ずかしながらゴロゴロしていますです。
GGの最近のDVD、まだ見ていないのを昨日気づきました(をい)
とりあえず、コツコツ片づけていくしかないか・・・。

このスレとは関係ないのですが、悲しいお知らせ。
8/28にピップ・パイル、9/21にボズ・バレルがお亡くなりになっていました。
ボズさんはあまり好きではないが、ピップさんはショックだ。
だって、ハットフィールド初来日公演って去年の秋ですよ。
あれから1年足らずで亡くなるなんて、誰が予想したであろうか?
まだ56歳だし。
しかも前日の8/27にオランダでハットフィールドのメンバーとして
ちゃんとライヴ出演もしていたし。
今年12月のはじめに、親友フィル・ミラーがイン・カフーツを率いて
新宿でライヴをするのだが、ピップ・パイル追悼公演になるんだろうか?

e-343 ジェネスシさん、毎度~。

>比較的レア度の高い奴を選び、リストアップ
しているのですが、それでも100枚以上はありました。

 100枚ですか。意外とあるもんですねえ。
僕は現実を見据えるようにしているので、よほど驚くようなブツが紙ジャケにならない限り、あえて
見なかったことにしています。(笑)

>でも本当の問題は多忙で、買っても聴く時間がないことなんですよね

 わははは。そういうオチってありますね。
 そういえば、Robert John GodfreyのソロとThe EnidWHDから大量に紙ジャケで
11月に発売されますね。
Robert John Godfreyは考えますが、The Enidの1stは再録ヴァージョンだったら
絶対に買いませんが。

>8/28にピップ・パイル、9/21にボズ・バレルがお亡くなりになっていました。

 既に他のブログで知りましたが、今年は多いですね。 (T◇T)
特にPip Pyleはカンタベリー・ファンにはショックかもしれない。
 お二人のご冥福を祈ります。合掌・・・・・・

>いくら仲間内では評判のアルバムであっても、

この「仲間」という言葉に怪しさを感じたぷくちゃんといいます。うーん、気になる・・・

さて、これってまだamazonで買えるんですね。買ってみようかな。私は今頃ユーロの紙ジャケ買っています。田舎モノってそんなものですよ、とほほ。

プーなので、当分アルバムは買えません…。

ライヴとプロレスでいっぱいいっぱいだわ…。

e-343 ぷくちゃん、毎度~。

>この「仲間」という言葉に怪しさを感じたぷくちゃんといいます。うーん、気になる・・・

 単なる考え過ぎです。(笑)当時、行きつけの店で知り合った音楽仲間です。

>さて、これってまだamazonで買えるんですね。買ってみようかな。

 連絡先を教えてくれば・・・・・・CD-Rを送りますが。ご迷惑でなければ。

e-343 Tommyさん、元気そうで何よりです。

>プーなので、当分アルバムは買えません…。

 と思ってCD-Rを送っておいた。(笑)気に入ってもらえると良いけれど。
玉木宏樹&SMTを送るのを忘れていたな。すまん。