待望の音盤 (*´∀`*)

♪ ようやく夏らしい季節になってきた函館ですが、やはり雨が降ったり曇りの日が続いたりすると
テンションが著しく低下してしまう Polar Bear といいます。
 さて、今回は音楽 Blog らしく個人的
に待ち望んでいた 2枚の音盤を採り上げようと思う。
 5月に Marquee から SHM-CD Mini-LP 仕様で発売された Spring
 Kestrel 
 2枚であるが、これまでに様々な形で発売されてきた音盤を今更と思う人もいるかもしれない。
 もちろん、捻くれ者の Polar Bear が採り上げるからには理由があるのだ。

 Front + Obi  Front+ Obi



まず最初は Spring から。

 Spring / S.T ( 1971 )
 
● Uk; NEON / RCA  NE-6  
 ○ Ger;
Repertoire  REP-5067  ( 2007 = 2,000 Limited Copies )  
   Jap ; Belle Antique / Marquee   BELLE-132095 ( 2013 )

Gatefold Outside ( Small )
Gatefold Inside Side 1 Side 2 

Digipack Outside Digipack Inside

Gatefold Outside ( Small ) Gatefold Inside ( Small )

♪ 1992年に米 The Laser's Edge によって初CD化された後も尚、独 Repertoire に続いて
伊 Akarma からも発売されてきた人気の音盤だが、いずれも未発売に終わってしまった 2nd の
音源から 3曲をボーナス・トラックで収録しているという点で、同じ出処の音源を使用しているのは
間違いないだろう。
最初に結論めいたことを書いてしまうと、これらの CD に収録されているものは英 Neon 盤とは
異なるヴァージョンであり、本来は収録されていない筈の楽器やサウンドが意図的と思われる程に
追加されている、所謂リミックス・ヴァージョンであった。
 だからこそ、ずっと僕が聴き親しんできた LP のオリジナル・ヴァージョンと比較すると、CD の
リミックス・ヴァージョンに対して、違和感と疑問を感じずにはいられなかったことは当然だろう。
 但し、ここで誤解が無いように少しだけ書いておくと、CD 自体が駄目だと言っているのではない。
特に 2007年に 2,000枚限定で Mini-LP 仕様で発売された独 Repertoire 盤 に関しては、これまで
発売されてきたCD の中では音質という点では優れていた、と思う。
飽くまで、これは僕個人の印象に過ぎないし、本来のヴァージョンを知らない人達にとっては違和感も
疑問を持つこともなく、ただ純粋にブリティッシュ・ロックの名盤として楽しめたのかもしれない。
 それにしても、この重要な点を何処の Blog やサイトでも指摘していないのは、何故なのだろうか?
 とはいえ、諭吉さんが12~13人も出動しなければ入手できないようなメガ・レア盤を入手しろ、と
簡単には奨められないという理由もあり、これまでは拙 Blog では本作をエントリーしないできた。
 しかし、Marquee  から今回発売された CD には特筆すべき点が多くあり、これは紹介する価値が
充分にあると判断してエントリーすることにした。
 確かに契約の関係で RCA NEON のレーベル・ロゴの再現が実現されなかったが、三面開きの
ジャケの再現や音質の向上というポイント以外にも、既発売の CD とは決定的に異なる点がある。
 言うまでもなく、LPとほぼ同じと思われるヴァージョンが再現されているからに他ならない。
リマスターを謳っている一般的な CD にありがちな音圧を上げただけのものとは異なり、全体的に
バランスが巧く取れた音像が再生されるマスタリングがされている点でも評価が高い、と僕は思う。

結論


 既に持っていても、買い直しの価値があるとは思うけれど、やはり、¥3,500という価格が
購入時のネックになることは間違いないね・・・あははははは!
 (´▽`) 


 もう 1枚の音盤は、一体何回買わせれば気が済むのだ、と思わず愚痴りたくもなってしまう
Kestrel の唯一作だ。!!(`ω´*)
ちなみに、国内盤 CD としては今回で 4回目の登場となりますな。

Kestrel / S.T ( 1975 )
 ● Uk; Cube / Decca HIFLY-19
   ○ Jap ; Belle Antique / Marquee  BELLE-132096 ( 2013 )

Front_20130615222229.jpg  Back_20130615222307.jpg

Disc 2 Cover  Inner Bag

♪ なんと!!今回はオリジナル・アルバム収録の Disc 1 ( SHM-CD 仕様 ) と別ヴァージョンや
アウトテイクを収録した Disc 2 Bonus Disc
通常仕様 ) という変則 2枚組となっている。
ここでは主に Disc 2 について書いてゆきたい。

↓ 本編に関しては下記のリンクから御覧になれます。 参考までにどうぞ。
  http://rockmaster.blog62.fc2.com/blog-date-20080114.html

Disc 2 ( Bonus Disc ) 
01 )  August Carol ( Different Version )
02 )  The Acrobat ( Different Version )
03 )  Part Of The Machine ( Outtake )
04 )  The Searcher ( Outtake )
05 )  August Carol ( Single Edit )
06 )  Wind Cloud ( Single Edit )

♪ 最初にネタばらし的なことを書いてしまうと、5曲目と 6曲目にシングル・エディットと記載された
 
August Carol ”と ” Wind Cloud ” が収録されていることに驚いたが、この当時にシングルが
発売されていたという記憶が僕には全くない。
Cube レーベルに関する複数の資料を調べてみたが、やはりシングルが発売されていたという事実を
見出すことができなかったので、どうやら本ディスクの為にミキシングしたもののようだ。
 ちなみに、僕は輸入盤のブックレットには目を通すが、国内盤 CD に半ば強制的に封入されてくる
ライナーノーツとか解説等と称されたものの大半が、資料的価値を見出すことができない、という
理由によって、基本的には目を通していない。
 従って、この点に関することが解説等に書かれていたらお許し頂ければと思う。
流石に歌詞と対訳に致命的な誤りがないかぐらいはチェックするが、大抵は『何これ。酷いなあ』的な
感想で失望するのがオチだけどね。
 さて、本ディスクに関して述べるならば、やはり完成度という点では本編に劣るというのが、正直な
僕の見解だ。
飽くまで、制作上の一過程を知ることができるという視点で捉えると、これは極めて資料的価値が高い
興味深い音源ということになるのだろうか。
 特に本編に収録されなかった 3曲目と 4曲目に注目してみると判りやすいと思う。
どちらかと言うと、この 2曲はヴォーカル・パートで AOR風なテイストを感じさせるものの、米国の
それとは異なり、演奏そのものは如何にも
Kestrel らしいブリティッシュ・ポップ的な捻くれた曲に
仕上がっている点が流石と言うべきか。
敢えて例を挙げるならば、” Take It Away ” に近い感じの曲調のようにも感じられる。
 しかし、この 2曲が没になった理由を考えてみると、他の曲と比べてアルバム収録曲としては異質な
感じを否めなかったからではないか、というのが僕の感想である。
 そして、5曲目と 6曲目の何処と無く無理な感じが否めないシングル・ミックスなどよりも、この
2曲の方がシングル用に向いているように感じたのは、果たして僕だけなのだろうか。 

結論  

  飛躍的に音質が向上した Disc 1
資料的価値が高い Disc 2 の組み合わせに怖いものなしの
一家に一枚的な家宝級の音盤。
 但し、¥4,200 と無謀な価格設定ですが。
ふざけんな !  (╯°□°)╯︵ ┻━┻

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コメント

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No title

シロクマさん、どうもご無沙汰しております。

ぼくはケストレルの方だけ買いました。国内では4度目なんですね!自分の他の手持ちは前の紙ジャケです。

音質、本当によくなりましたね。前のドンシャリなものと違って、(一度聞いただけですが)アナログの音に近づいた印象です。

収録されなかった未発表の2曲もさすがなのですが、おっしゃる通りアルバムに収録するとなると、ちょっとAOR風なのが気になりそうです。改めて聞くと本当にいいアルバムですね(^o^)

コメントありがとうございます

> シロクマさん、どうもご無沙汰しております。
 コメントありがとうございます。こちらこそご無沙汰していてすいません。

> ぼくはケストレルの方だけ買いました。国内では4度目なんですね!自分の他の手持ちは前の紙ジャケです。
> 音質、本当によくなりましたね。前のドンシャリなものと違って、(一度聞いただけですが)アナログの音に近づいた印象です。
 これまでのCDは盤起こしの音源を使用していた感を否めなかったですが、今回の本編ディスクに関しては非常に良いと思います。
 但し、本当に SHM-CD としての効果があったのかは判りませんが。(笑)

> 収録されなかった未発表の2曲もさすがなのですが、おっしゃる通りアルバムに収録するとなると、ちょっとAOR風なのが気になりそうです。改めて聞くと本当にいいアルバムですね(^o^)
 Pグレとか無理にカテゴライズしないで聴くと、本当にブリティッシュ・ロックの名盤だと思います。
ちなみに、Spring もアナログの音に近づいた印象ですよ。