Are You Experienced ? =イイ音で聴こう!( 1 )

♪ 時が移りゆくのは早く、 Blog を更新もせずにダラダラと過ごしているうちに、ふと気がつくと
既に 9月 の半ばを過ぎてしまいました。 いやあ、暦の上でも体感的にも完全に秋ですな。
あ~、どうりで寒い筈だわな。( ← 相当な鈍感 )
   そうそう、秋といえば真っ先に頭に浮かぶのが『読書の秋』だよね。
本を読み進めてゆくうちに展開がかったるくて眠くなってしまう・・・あ、それは飽きか。(笑)
・・・などとつまらないオヤジ・ギャグを言ってしまうと本当に洒落にならない年代になってしまった
Polar Bear といいます。
秋は食欲旺盛になりがちで、体重計に載るのが恐ろしいと感じている誰かもいるかな。
夏でも耐熱性抜群の身体を持つ自分にとっては食欲減退とは無縁であり、当然の如く
『食欲の秋』という言葉も関係なし。
 やはり、ここは格調高く『芸術の秋』ですよ、皆さん。( ←見栄丸出し )
しんみりと秋の夜長に音楽を聴く・・・実に素晴らしいではありませんか。
どうせ聴くならば、少しでも良い音質の CD で音楽を聴きたい、というのが音楽愛好家の
心情というもの。
  ということで、巷で話題の高音質 CD ( ここでは High-Spec CD と名称を統一 ) に興味を
持った自分が、無責任な・・・もとい体当たり的にレヴューを書いてみようじゃないか、という
思いつきで今回の企画が一丁あがり・・・っと
。(爆)
題して『Are You Experienced ? =イイ音で聴こう!
何処かで聞いたような某有名ギタリスト J.H のアルバム・タイトルと某 Y野楽器の
キャンペーンのパクリじゃね ?
 というクレームは受け付けませんので悪しからず。
  

     イイ音で聴こう! 


♪ 実を言うと、今回の企画を思い立った事の発端は、某Yマダ電気のCDコーナーで
自己主張をせずに売れ残っていた Led Zeppelin の SHM-CD 仕様の紙ジャケ 3枚を
見つけたことに始まる。
このまま売れ残ったら可哀想だから、という
訳のわからない理由で衝動的に買ったことは
言うまでもないだろう。 ( ←大バカ )


 Led Zeppelin - S.T ( SHM -CD ) - Front ( With Sticker )  Led Zeppelin - Ⅱ ( SHM -CD ) - Front ( With Sticker ) 

  Led Zeppelin - Ⅲ ( SHM -CD ) - Front ( With Sticker ) 


  しかも、その数日後に気紛れで立ち寄った某Y野楽器で見つけた1枚の CD によって
完全に ”Stuck In A Hole ” ( By Caravan ) という次第ですな。

悪魔の囁き的音盤がこれだ ! ! (笑)


  Al Di Meola - Elegant Gypsy ( With Obi )

  そもそも、巷で話題になっている高品質 CD ( High-Spec CD ) とは何ぞや?という
素朴な疑問を持つ紳士・淑女の皆さんの為に解説をしましょう。
大きく分けると、  SHM-CD ( HQ CD も同じ原理 ) と Blue-Spec CD に分類されます。
ハイ、まずは下の 2枚の画像をクリックして下さいな。
これで貴方の疑問が一気に疑問が解決します…んな訳が無いか。( ← 手抜きがバレバレ )

SHM - CD Text Blue - Spec CD Text


※ 要するに従来品の CD
に使用されているポリカーボネイト製のディスクよりも高品質の
高分子ポリカーボネイト製のディスクを使用している、という謳い文句は共通している。
  しかしながら、SHM-CD ( HQ CD ) が液晶用途のポリカーボネイト樹脂を採用することで
従来品よりも高解像な音質を強調した謳い文句であるのに対して、Blue-Spec CD の方は
Blue-Ray Disc 用の素材を使用している点
製造工程の違いを強調している点が興味深い。
そこまで言うならば、実際に体験してみようじゃないか、という無謀な冒険・・・もとい限りなき
好奇心もあってレヴューをする気になったのである。

参考までに
試聴に使用した機器及び使用条件は以下のとおり。
Universal Player : YAMAHA  DVD-S657 ( Audio Direct Mode で使用 )
Amplifier : LUXMAN  L-10  ( Volume =7時の位置 )
※ このアンプには一般的なトーン・コントロールが無いので、トーンはフラットで試聴。
Headphone : Audio Technica  ATH-ES7

  まず、何故にスピーカーではなく、ヘッドフォンで聴くのか、という点について。
理由は簡単だ。この方が音像や音質が判りやすいだろう、という点からである。
本来はアンプを通さずにダイレクトに聴くのが一番だが、ヘッドフォン・プラグを搭載している
CD や DVDプレイヤーが一般的な価格帯に無い、という現実を踏まえてのことに因る。
そういった事情であるが故に、一旦プリメイン・アンプを媒介にして
ヘッドフォンで聴くという
上記の構成で高音質 CD のレヴューを書いてゆこうと思う。 
高級品ではないシステム構成であることが、多少の救いかも。
  というか、いまどき30年前のアンプで CD を聴いている自分が変わり者なだけか。(自爆)


  Led Zeppelin - S.T ( SHM -CD ) - Front With Obi   

 Led Zeppelin - S.T ( SHM -CD ) - Front  Led Zeppelin - S.T ( SHM -CD ) - Back  

   Led Zeppelin - S.T ( SHM -CD ) - Disc     Led Zeppelin - S.T ( SHM -CD ) - Inner Bag


 ♭ Led Zeppelin / S.T  ( 1969 )  ※ 1994 Digital Remaster
    
Atlantic / Warner Music Japan  WPCR-13130  ( SHM-CD )  


 Led Zeppelin - Ⅱ ( SHM -CD ) - Front With Obi 

 Led Zeppelin - Ⅱ ( SHM -CD ) - Open  Led Zeppelin - Ⅱ ( SHM -CD ) - Inside  

 ♭ Led Zeppelin /   ( 1969 )  ※ 1994 Digital Remaster
    
Atlantic / Warner Music Japan  WPCR-13131  ( SHM-CD )  

   
 Led Zeppelin - Ⅲ ( SHM -CD ) - Front

 Led Zeppelin - Ⅲ ( SHM -CD ) - Front With Obi  Led Zeppelin - Ⅲ ( SHM -CD ) - Inside 

♭ Led Zeppelin /   ( 1970 )  ※ 1994 Digital Remaster
    
Atlantic / Warner Music Japan  WPCR-13132  ( SHM-CD


♪ 個人的には年代的にもブルーズ・ロック色が前面に出ている 1st が特に好きなのだが、更に
ハード・ロックの要素が垣間見られるようになった 2nd も捨て難く、後の彼等のサウンド転換の
伏線ともいうべきアコースティック色が前面に出始めてきた 3rd の順で好きなのだが、これに
天下無敵の 4th があれば Led Zeppelin は他に必要なし、等と書くと非難轟々のコメントが
殺到して Blog が炎上してしまいそうなので自粛する。(笑)
  ということで、3枚をまとめてレヴューすることにした。
帯に記載されていた
1994 Digital Remaster という表示を見た瞬間に、こんな古い音源を
使用して果たして効果があるのか、と?マークが延々と頭の中でループしていたが、実際に
聴いてみると、案の定というか僕が危惧していたとおりの結果であった。
確かに彼等の音楽性もあるのだろうが、何よりも音圧が低いだけでなく、全体的に歪んだ音に
対しては失望したとしか言えない。
 特に
の『移民の歌』では冒頭部分からテープ・ヒスノイズが聴こえてきた時に、早くも僕が
抱いていた不安が的中したことを確信した。

目の前の霧が晴れるようなクリアーさを期待してはいけないが、アコースティック・ギターの
音色やバス・ドラの響き方は悪くない、と感じた
ことが救いか。
 従来のCDよりは音質が向上していると感じたが、やはり、ノイズが解消されていない点が
大きなマイナス・ポイントとなった。 
これならば、音質という点ではオリジナル英盤や日本グラモフォンの国内盤LPで聴いた方が
数倍も良いだろう。
  結論を述べると、この Led Zeppelin  のCD に関しては、
メーカーが謳っているような効果を
僕には感じることができなかった。
正直なところ、音質の良さ云々というよりも、従来の米盤仕様から
オリジナル英盤の仕様に
変更して細部に至るまで再現をした紙ジャケの完成度の為に買った、というのが本音だろう。
このままでは SHM-CD が気の毒なので、3回目に伊の超有名グループ ( 銀行ではない ) の
CD を 1枚だけどレヴューすることにした。


Al Di Meola - Elegant Gypsy ( With Obi )  Al Di Meola - Elegant Gypsy - Back

  Al Di Meola - Elegant Gypsy - Booklet    Al Di Meolaa - Elegant Gypsy ( Blue-Spec CD ) - Disc


 Al Di Meola / Elegant Gypsy  ( 1977 )  ※ 2000 DSD Mastering
    
Sony Music ( Columbia ) / S.M.J  Int'   SICP-20018  ( Blue-Spec CD )


♪ 
所謂、Jazz - Fusion の超大傑作であり、Prog. Rock として聴いても比類なき大名盤という
一粒で二度美味しいグリコ的な音盤。
有名な本作の内容に関しては語る必要がないので、万が一未聴という人は黙って聴くべし!
  いや、これは持っていなければ非国民・・・Rock 愛好家を名のる資格なし的なレヴェルだな。
ハイ、速攻でCDショップに行く or 通販サイトでポチっと押して買い物カゴに入れるべし。
どうせ買うならば高音質 CD の方が良いだろう、とお節介を承知の上で言ってみる。(笑)
  普通に聴いている限りでは従来品の CD でも特に可もなく不可もない感じがする。
さっそく、この Blue-Spec CD
を聴いてみよう。
うわっ!何だこれ・・マジで凄い!! の一言。
特に中広域の抜けの違いに驚きを感じてしまったのだ。 
まるで Al Di Meola が目の目で弾いているのかと錯覚を覚える程にアコースティック・ギターの
絃を爪弾く音が自然 に聴こえてくる。
パンと張ったコンガの音色も実に本物そのものに聴こえるし、ドラムのシンバルを叩く音色も
艶やかで 豊かな表情をもたらしているように感じられる。
従来の CD では全体的に音像が平面的であった為、特にパーカッションやシンバル等の音色は
玩具のような安っぽい響きにしか感じられなかったから、これは効果絶大と言うべきだろう。
  
♪  次に試聴するのは、泣く子も黙る Santana の超名盤 " Caravanserai  " だ。
先に紙ジャケから聴いてみる。



 Santana - Caravansarai - Front With Obi Santana - Caravansarai - Back With Obi

 Santana - Caravansarai - Front Open  Santana - Caravansarai - Inner

 Santana Caravanserai  ( 1972 )  ※ 2006 Digital Remaster
 
    
Sony Music ( Columbia ) / Sony Music Direct   MHCP-1000


♪ 
流石にDSDリマスターを使用しているだけあり、この紙ジャケ仕様盤でも充分ではないか、と
思うぐらいに音質が良いので、果たして Blue-Spec CD の効果を期待できるのだろうか
 

 Santana - Caravanserai ( Blue-Spec CD ) - Front With Obi  Santana - Caravanserai ( Blue-Spec CD ) - Back 2 

 Santana - Caravanserai ( Blue-Spec CD ) - Booklet 1  Santana - Caravanserai ( Blue-Spec CD ) - Booklet 2 

 Santana - Caravanserai ( Blue-Spec CD ) - Disc  

Santana Caravanserai  ( 1972 )  ※ 2003 Digital Remaster 
  
   
Sony Music ( Columbia ) / S.M.J  Int'   SICP-20039  ( Blue-Spec CD )  


 ん !? ちょっと待て・・・紙ジャケ仕様盤が 2006 Digital Remaster だというに
Blue-Spec CD 
2003 Digital Remaster
とは如何なる理由なのだろうか。
  おそらく、こちらは日本独自のリマスターではなく米盤に準拠したからではないかと思う。
肝心の音はというと・・・一言で表現すると凄過ぎます!!!
冒頭で聴こえてくる虫の鳴き声のSEからして生々しい臨場感で迫ってくるのだ。
細かくリズムを刻んでいるパーカッション、ハモンド・オルガンの艶めかしい音色に
絡んでくるギターの官能的な響きがトリップへと誘う。
全体的に音像に広がりだけでなく、奥行きも加わったというのが最初の印象だ。
いやあ、凄いな。聴き慣れ親しんできた筈の音盤なのに、非常に新鮮な気持ちで
聴くことができた。
  そして、何よりも、いままで聴いてきた音って何だったのだ、と新たな発見もできた。
未だ価格が高いのが難点だが、これは是非とも体験してみる価値がある、と僕は断言しよう!

  次回はブリティッシュ・ロックの裏名盤『庭小屋』とユーロ・ロックの超名盤をレヴューします。

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