Polar Bear's Ear:Famous Albums Audition Description = 白熊の耳:定番音盤試聴記 ( 40 )

♪ 久々にブリティッシュ・ロック編をやるけれど、今回も『定番』と言いながらメイン・ストリームから
外れたアルバムを取り上げてみた。
所謂、自主制作盤というやつだが、それでも現在では割と有名なアルバム、と言えるだろう。
オリジナル盤は相応のレア盤としても有名な通称”K ” の方の Cirkus 唯一作を紹介しよう。
例によって発掘音源盤は一切認めていないので悪しからず。( ← 頑固者 )

   Cirkus-One-b.jpgCirkus-One-a.jpg

   Cirkus / One   ( '71 )
      Uk ; RCB     RCB‐1 

   Cirkus-One-c.jpg  

 Track List :

01. You Are
02. Seasons
03. April '73
04. Song For Tavish
05. A Prayer
06. Brotherly Love
07. Those were The Days
08. Jenny
09. Title Track
   a)  Breach
   b)  Ad Infinitum

CD With Bonus Tracks
10. Castles
11. the Heaviest Stone
12. Amsterdam
13. Mellissa
14. Pick Up A Phone



    Cirkus-Single-a.jpg   Cirkus-Single-b.jpg

    Mellissa / Pick Up A Phone b/ w Amsterdam 
      Uk ; Guadian      GR / C  A‐4

    Cirkus-Single-c.jpg    

♪ 如何いう訳か雑誌やBlogで紹介される時には必ずといっても良い程にプログレとして紹介されている
本作だが、一体、何を根拠にしてプログレと分類しているのか疑問の1枚でもある。
僕に言わせればプログレのプの字も感じないのだ。B級ながらも良質なアルバムである、という点では
賛同できるのだが。(笑)
本作のオリジナル盤は1,000枚しかプレスされていないのだが、何故かしら日本でも簡単に入手できた。
  もちろん、20年前でも最低でも¥25,000 の価格が付けられていたし、僕も本作を入手した時には
清水の舞台から飛び降りる覚悟で大枚を叩いて入手したものだ。Fantasy / Paint A Picture も。
  その後、西新宿に店舗を構えていた某発明王が 5 Hours Back なるマイナー・レーベルを通じて
LPを発売したが、これを聴いた瞬間に盤起こしで作った音源だ、と判る程の酷い音質で閉口したものだ。  
  さて、本作が1,000枚しかプレスされていない、という話に疑問を持った人もいる筈なので、証拠を
お見せしよう。
下の画像をクリックすると拡大するので御覧あれ。
これは英 Record Collector 誌の”Rare Uk Progressive Albums” に掲載されていたものだ。
あ・・・ということはプログレなのかいな。しかし、どうも納得がゆかんな。(爆)

  Record Collectors-01    Record Collectors-02   Record Collectors-03

♪ さて、本作がプログレか否かは別にしても、B級ブリティッシュ・ロックの佳作である、という点に
関しては異論が無い。
自主制作盤ながらもクオリティーが高い録音、ゲートホールド仕様のジャケット、という点でも他の
一般的な自主制作盤とは一線を隔ている。
 RCB というレーベルも人を食ったネーミングだと思っていたが、実はメンバーがRCAのスタジオに
勤務していたことが判り、なるほどなあ、と納得した。
きちんとスタジオで録音したマスター・テープであればクオリティーが高い筈だ。
印象的なオルガンでキャッチーなサウンドを聴かせる”You Are” を最初に持ってきたのは実に巧い
構成だな、と思わせる。
  しかし、本作が優れた音盤に仕上がっているのは、フォーク・ロック的な”Song For Tavish” や
泣きメロ炸裂の”Seasons” だけのお陰ではない、と僕は思う。
子供達が遊んでいる公園の情景を子供を亡くした女性の視点で語られる "Jenny" などは社会的な
問題として捉えられても良いだろう。( うろ覚えで申し訳ないが )
  とはいえ、流石に”A Prayer” のへヴィーなオチには参ったが。歌詞を聴くと解ります。
尚、CDのボートラに収録されたアセテート盤から起こした2曲の音源とシングル音源3曲は駄作なので
聴く必要なし !!  ( ← 独断で断言 )
 
 次回予告オセアニア編
Vertigo から発売されたマニアックな音盤を紹介予定。
多分、日本では無名の筈だが、実はある方面では有名かもしれない、という1枚かな。(笑)

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コメント

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完全にどんなのか忘れてしまってます。カセットテープももうないし。でも、ゆあー ゆあー ゆあー と中途半端な高音で歌うフレーズはずっと耳に残ってますね。

ポップで甘めのサウンドが
とっても好きなpapiniです。
でもカセットしかありません。
ええ、父上にダビングしてもらったやつしか。
ああ、エバ姉さんのとこの音盤といい
そんなんばっかだなぁ・・・(笑

>次回:オセアニア編
Vertigoから発売された・・・

オセアニア、Vertigo・・・と言ったら
あのバンドかしら??

冒頭のメロトロンが凄いと思いますね。
前半は結構プログレと思うんだけど
後半からやけにポップス志向になっちゃって
ありゃりゃの音盤ですが・・・
謎の多いバンドですね。

ジャケもえぐいですよね。

♪ nrさん、 papiniさん、 evergreenさん、コメント感謝です。

☆ nrさん
>でも、ゆあー ゆあー ゆあー と中途半端な高音で歌うフレーズはずっと耳に残ってますね。
 そうなんですよね。あの部分が妙に耳に残ってしまいます。(笑)

☆ papiniさん
 カセットですか。引越しの時に泣く泣く処分した中には未だにCD化されていない貴重盤が。(泣)

>オセアニア、Vertigo・・・と言ったら
あのバンドかしら??
 ふっふっふ…甘いな。僕がそんなに素直にやる筈が無いじゃないですか。(爆)
(ヒント) ニュージーランドの女性S,S,Wですよ。
VertigoでもSwirlじゃないのでコレクター的には如何なのかなあ。
オークションにはあまり出品されていないですが。

☆ evergreenさん
>後半からやけにポップス志向になっちゃって
ありゃりゃの音盤ですが・・・
 この辺りが好みが分かれるのでしょうねえ。
 歌詞を聴いてみるとドキッとしたりします。
”A Prayer”はそんなタイプの曲でしょうね。
ちなみに僕にはそんな趣向はありませんが。