Polar Bear's Ear:Famous Albums Audition Description = 白熊の耳:定番音盤試聴記 / 番外編 ; Part 2

♪ 『白熊の耳:定番音盤試聴記』番外編の Part 2 は、前回と同じく北米・カナダ編として僕の心の
琴線に触れたアルバムを紹介しよう。
例によって有名、無名 ( こちらの方が多いような気が・・・ ) 入り乱れてのセレクトですが。(笑)

♪ 以前は自分の感性と耳を頼りにしてレコードを入手して聴いていたものだが、現在ではPCの普及と
インターネットの発達による恩恵で、必要な情報の多くをリアルタイムで容易に手に入れることができる。
 それ故に、昔のようにレコード・ショップの店頭で 見つけたジャケに惹かれて入手する、という一種の
楽しみ方が希薄になってきているように感じている。
  ただ、その一方では自分が知らなかった音盤の存在を確認できる、という恩恵もある訳で、どちらが
一概に良いか否かとは言えないことも事実だろう。
今回と次回で紹介することになった 2枚のアルバムは、まさにインターネットでの恩恵によるものだ。
要するに海外の Blog で紹介されていたおかげで知ることができた音盤なのだが、その紹介記事の
本文を読む契機となったのは、やはりジャケットに惹かれたからに他ならない。アララ・・・(o_ _)o ドテッ! 
こういう点ではレコード・ショップの店頭で見つけたジャケに惹かれて聴いてみよう、という以前の感覚に
非常に近いものがある、と思う。

 Chely Dilcher-Special Songs-a  Chely Dilcher-Special Songs-b
 
Cheryl Dilcher / Special Songs  ( '70 )
   ● Us ; Ampex  A‐10109


  Cheryl Dilcher- Special Songs-c

☆ Members
Cheryl Dilcher ( Guitar, Piano, Harpsichord, Vocals )
Amedeo Borsetti ( Organ, E-Piano )
Bette Midler ( Voices )
David Smith  ( Flute )
David Wagner  ( Bass Guitar )
Jim Turner ( Voices )
John Adelson ( Organ, Guitar, Harmonica )
Lane Emley ( Bass Guitar )
Mario Garcia ( Bongos, Drums )
Produced By John Dee

Ttrack List:
Side A
01. A Better Day
02. Mercy, Dear Lord, Mercy
03. Three Wishes
04. Richard Never Cries
05. Do I Have To Wait Very Long
06. Song By a Bird
07. Music Box
Side B
08. How I'd Like To Go Home
09. Cotton Joe
10. Little Miss No One
11. Happy Times

♪ 今回紹介するアルバムは、 Pennsylvania 州出身の Cheryl Dilcher という女性 S.S.W が
1970年に Ampex レーベルから発表したデビュー・アルバムだ。
実は女性 S.S.W ものの音盤が苦手でリアルタイムで聴いてこなかった僕にとっては、本作には新鮮な
感動を覚えたのだが、女性 S.S.W ものの音盤が好きな人にとっては案外と有名なのかもしれない。
  それというのも、国内のいくつかのサイトでも紹介されていたからね。 (≧∇≦) キャー♪
Ampex というブランドは、おそらくオーディオ愛好家にとっては、レコード会社としての知名度よりも
テープ・メイカーとしての方が馴染みがあるだろうか。
放送局で使われていた 2 トラ38 のテープ・デッキで聴いた Ampex 社の10号オープン・リール・テープの
抜群の音の良さに驚いたことが懐かしい想い出だ。

  話題転換・・・
 
  1946年11月12日生まれという Cheryl Dilcher  が自身の故郷である Pennsylvania 州の
Allentown で音楽活動をしていたのが 60年代末から 70年代初頭という時期のようだ。
主に地元の短大のキャンパスで自作の曲を12弦ギターを使って演奏をしていた、とバイオグラフィーに
記述されているが、この当時としては12弦ギターを弾く女性 S.S.W は稀有な存在ではないだろうか。
  尚、彼女の Official Site で経歴等をチェックできるので詳しいことは省略するが、その中で当時の
アメリカのフォーク・ロック・シーンを表現している印象的な記述があるので引用することにしよう。

New York City, New York
 Cheryl played a weekly gig at a small coffeehouse, the Back Fence, in Greenwich Village.
This club usually booked three acts a night, and the floor was littered with peanut shells. 

♪ それにしても、彼女は決して美人という訳でもないのだが、この川面で佇む彼女の姿に何故かしら
惹かれてしまったのだ。
はっきり言ってしまうと、この時の彼女は田舎の姉ちゃんそのものの服装と顔立ちなのだが、僅か
3年後の彼女の変身振りには驚かずにはいられない。うそっ・・・ (;゚-゚) 

 Cheryl Dilcher-Butterfly

 ( ̄Д ̄;) ガ~~~~ン !!! 女って恐ろしいよな。 (*^m^)o==3 プッ

♪ さて、肝心のアルバムについてだが、一言で言えば実に素直に耳に入ってくる、という表現をしたい。
曲によっては確かに Acid Folk と呼べるようなものがあるかもしれないが、僕の印象としては飽くまで
60年末から70年代初頭に残された数多くの素晴しき遺産で聴くことができるようなピュアなフォークや
フォーク・ロック、ということ。
本作を聴いていると、まさに床にピーナッツの殻が転がっているような汚くて小さなコーヒー・ハウスで
歌っている彼女の姿を思い浮かべるのだが、それは自分の中で時とともに失われてしまった大切な
何かを取り戻して甦らせたい、という一種の無いものねだりなのかもしれない。
残念ながら、現時点では未CD化なのだが、これはアナログ盤で聴いてこそ真の評価ができる1枚とも
言えるかもしれない。

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