Polar Bear's Ear:Famous Albums Audition Description = 白熊の耳:定番音盤試聴記 ( 38 )

♪ 『白熊の耳:定番音盤試聴記』の38回目はジャパニーズ・ロック編の Part 2 として、以前にも
登場したことがある重要なグループである Shingetsu ( 新月 ) Repost してみた。

 Shingetsu-Self-a.jpg  Shingetsu-Self-b.jpg
 ♭ Shingetsu / Self Titled  (  新月 )   ( '79
      Zen / Victor Musical Industries    ZEN‐1009 
  ○ Made In Japan / Edison   MHD‐32001  ( 1st Issued  '89 ) 
 →  Marquee‐Bel Antique / Victor    BELLE‐9474 ( Reissue  '94 )
   Marquee‐Bel Antique / Victor    BELLE‐071236  ( '07 )

♪ おそらく、新月は前回登場した Cosmos Factory よりも海外では知名度があるように思う 。
現在では様々な発掘音源が紹介されているが、実際に彼等が活動していた時期に発売されていたのは
僅か1枚のアルバムでしかない。
それも短期間で市場から姿を消してしまったLPが、89年にMade In Japan  からCDで復刻された
History Of Jap's Progressive Rock” と命名されたシリーズの1枚として発売される迄は、彼等の
音楽に接する為には完全にコレクターズ・アイテムと化して高値のプレミアが付けられていたLPを
入手して聴くか、あるいは所謂ガイド本の罪作りな文章を読んで胸をときめかせるしかなかったのだ。
  しかも、このCDですら短期間で廃盤となってしまい、更に5年後に Marquee‐Bel Antique から
再びCDが発売される迄に待った人達が多かったのではないだろうか。
実は僕もその中の一人なので、彼等について語る資格などないかもしれない。
それまでの僕の日本のロックに対する認識というのは、色眼鏡的な視線で捉えていた傾向があった、と
素直に白状しておく。(笑)
  さて、94年に再発売された当時に実際にCDを入手して聴いてみた時の感想は、70年代の日本にも
演劇的要素を取り入れたグループがいたことに驚いたのだ。
一般的に『日本のGenesis』と評されていた彼等だが、確かに演劇的な要素を取り入れたロックを
演奏するグループ、という点に於いては適切な表現かもしれない。
本当は『日本のAnge』という方が適切だろうが。 (苦笑)
Genesis の歌詞から読み取ることができる世界観としては、マザーグースを切り離すことができない。
  だから、ファンタジーとかマザーグースのような類の現実離れした世界観のものに拒否反応を
示したり、興味を持てないが故に、そういう内容を正確に把握していない僕にとっては、Genesis
歌詞は
つまらないし、退屈としか感じられない。
マザーグースの内容を完璧に理解したうえで聴けば、おそらく Genesis に対する評価が随分と
変わってくるとは思うが、英語を理解するレヴェルが稚拙な者にとっては難しい話だな。(苦笑)
  まあ、演奏だけを聴いている分には好きなアルバムもあるのだが。
当然のことだが、つまらない世界観を押し付けてくる Genesis よりも、僕にとっては新月が投げかけてくる
歌詞の方が琴線に触れてくるし、遥かに説得力を持っている、と感じられるのだ。
  尚、個々の曲については割愛するので、これは是非とも各自で感じ取っていただければと思う。
というか、このアルバムを聴いたことがないという人はいないだろうからね。(笑)

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