Polar Bear's Ear:Famous Albums Audition Description = 白熊の耳:定番音盤試聴記 ( 31 )

♪ 『白熊の耳:定番音盤試聴記』の31回目は北米・カナダ編の Part 4 ということで続くが、今回は
これまでとは毛色が違うアメリカのグループ Thunderhead を選んだ。

   Thunderhead-Self-a.jpg    Thunderhead-Self-b.jpg
  ♭ Thunderhead / Self Titled   ( '75 )
        Us ; ABC     ABCD‐919

♪ Thunderhead というと、正直なところドイツの同名グループを思い浮かべる人の方が
圧倒的に多いだろう。
  しかし、今回紹介するジョージア州出身の Thunderhead の方が正真正銘の本家というか
元祖なのだが、悲しいかな一般的には知られていないようだ。(笑)
  もしかしたら、ハード・ロック・フリークならば定番かも知れないが、このアルバムが発売された
75年にリアル・タイムで買って( 札幌の狸小路 4丁目に在ったDisk Up で購入) 聴いていた
僕にとっては、実に想い出深い1枚でもある。
ジョージア州出身というと、サザン・ロック的なサウンドを想像しがちだが、彼等にとって唯一の
アルバムである ”Thunderhead ” では相当にヘヴィーで粘っこいサウンドを聴かせてくれる。
全体的にはブルージーな音色のギターがメインのカッコいいハード・ロックではあるが、中には
Juliette
のようにフルートが入ってギターと絡んでくる曲になると、ガラリと印象が変わるから
油断がならない。
そういう一筋縄でゆかない彼等の音楽性が、この類の音楽が好きな者にとっては全面的に
受け容れられる一方で、そうでない者にとっては受け容れることが難しい、という対極的な点が
アルバムを1枚しか残せずにシーンから消え去っていったことを如実に物語っているのだろう。
  現在でこそ、インターネットを駆使すれば相当なレア盤でない限り、大抵のレコードであれば
見つけられると思うが、数年前までは見かけたことがなかった。
つい最近、西新宿の某『Pフェト・サクル』がYオクに出品しているのを見かけたので、もし
アナログ盤を聴ける環境であるのならば、これはマスト・アイテムだ、と断言しても良い。
このアルバムの内容が素晴しいことは絶対に保証するぞ。
CD化が待ち遠しい1枚なのだが、権利的に難しいかも。何とかしてよ、ユニヴァーサル。

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