Polar Bear's Ear:Famous Albums Audition Description = 白熊の耳:定番音盤試聴記 ( 17 )

♪ まだまだ続くイタリア編・・・今日は Osanna でゆこう。
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Osanna / Palepoli     ( '73 )
   ● Ita ; Fonit / Fonit‐Cetra    LPX‐19
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  Jap ; Seven Seas ( Fonit ) / King    GXF‐2051  ( '79 )  (  L )
 ○ Jap ; Arcàngelo / Disk Union      ARC‐7061  ( '04 )  R )

♪ これは確か74年頃だったと思うが、New Trolls の ”UT” と一緒に Iさんから各¥1,500で
譲ってもらって聴いた。当然、イタリア盤であるが。
I さんが新宿レコードから通販で買っていたものだったが、既に本国では 1st プレスではなく
2nd プレスの盤が出回っていた状況を考えると、日本に入ってきた時点で 2nd プレスだった
可能性が高い。
79年に『キング・ユーロピアン・ロック・コレクション』の Part 2 のうちの1枚として国内盤が
発売された時も買ったのだが、聴いて吃驚した。イタリア盤と完全に印象が違うのだ。
  もちろん、音質が悪かったこともあるが、聴き親しんできた曲とは明らかに異なる曲が A 面の
最後に入っていたからである。
もしかして 1st プレスと 2nd プレスの違いか、と思い、何枚かイタリア盤の中古をDUで探して
買ってはチェックしてみたが、やはり違っていた。
これは現在入手可能と思われる紙ジャケ盤にも『間奏曲』として収録されており、おそらく収録
時間の関係等でアナログ盤ではカットされていたのではないか、と推察している。
  さて、巷で噂されていたイタリアではマスター・テープを廃棄する云々、という話に関しては
僕は懐疑的である。
これが本当であったならば、再発盤は全部が盤起こし、ということになってしまうだろう。(笑)
  もっとも、初回盤のプレス枚数が少ない、という点に関しては説得力があると考えている。
話を ”Palepoli” に戻すと…もう聴いた瞬間に完全に打っ飛びましたね。
1曲目から背筋がゾクゾクとなるぐらいに・・・
それまでの僕といえば、初期のアルバム限定で King Crimson を凌駕するグループは他の
国からは出てこないだろう、という狭い価値観に捉われた認識しかなかった。
  当然、この認識を撤回せざるを得なかったし、こういう凄いレヴェルの演奏をするグループが
イタリアにいたことが嬉しくなった。
  だから、イタリアという国はイギリスやアメリカの次にロック大国なのだろう、という勝手な
思い込みが働いて、この当時で入手できる範囲でレコードを買うようになったのだ。
Uno はドイツ盤とイタリア盤を買ったし、Citta Frontale の”El Tor”が入荷した、と聞けば
渋谷の CISCO へ買いに行ったものだ。ほとんど病気だったね。(爆)
この当時の僕は大学生であったからこそ積極的に行動することが可能であったし、このような
行動力がなければ、入荷枚数が未だ少なかった目当てのレコードを安く入手できなかった
時代でもあった。
たいていの盤は新品で¥2,000 程度で入手していたので、これらのレコードが某レコード店の
策略によって異常なプレミアが付けられたことに対して、僕は良い印象を抱いていない。
音盤は聴いてこそ価値があるものである、と僕は思う。
  だから、紙ジャケで復刻されたものを眺めながら、あの青春時代に過ごした素晴しい日々を
思い浮かべる行為が好きなのかもしれない。

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