Polar Bear's Ear:Famous Albums Audition Description = 白熊の耳:定番音盤試聴記 ( 10 )

♪ 遂に10回目を迎えた長寿企画シリーズの『白熊の耳:定番音盤試聴記』だが、今日は
少しだけ力を抜いて ( いつも抜いているが=自爆 ) 極上のブリティッシュ・ポップ・アルバムの
中から、という基準で選んでみることにしよう。
  ということで、Kestrel 唯一のアルバムに決定 !!
   

 20080114114131.jpg
 Kestrel / Self Titled   ( '74 )
   Uk ; Cube / Decca   HIFLY‐19

  Kestrel-Self-a.jpg   Kestrel-Self-b.jpg
  Jap ; Cube / Victor Entertainment    VICP‐61402  ( '01 )

♪ おそらく、ブリティッシュ・ロック好きならば、まさに本作は『定番中の定番』の筈だ。
僕は年に数回は聴いているぐらいに気に入っている。
残念ながら、LP時代には国内盤で発売されることは無かったが、本格的にCDが音楽を聴く
媒体として受け容れられる時代にシフト・チェンジしてからは、何と3回もCD化されている。
ご存知のように、初CD化はテイチクの『ブリティッシュ・プログレ・シリーズ』で、この後も
カタログ番号を変更した廉価盤で再発されていた。それなりのセールスがあったのだろう。(笑)
  ただし、このCDはマスター・テープからではなく、コレクター数名から借りたLPから音源を
作成した、という話を聞いている。
一応レーザー・ターンテーブルで再生したものを使用したらしいのだが、どうも全体的に音域が
狭い感じを否めない残念な結果であった。
おまけに盤の材質が原因なのか、あるいはインクに問題があったのかは判らないが、CDが
再生不可になった、という有難くない話があるようだ。
  更に Castle 音源を獲得したヴィクターからは紙ジャケで復刻され、こちらは 20bit K2 での
リマスターで音質が飛躍的に向上している。
  ただし、紙ジャケの完成度という点では?な部分がある。
何で E式ではなく A式で作ったのかね。
  さて、本作は職人集団が集まって制作した、という印象が強い。
ヴォーカルが弱い、という感じは多少はあるものの、全体のバランスを考えると、決して酷い
レヴェルではなく、むしろ没個性的な面が巧く噛み合っているように思える。
74年という激動のブリティッシュ・ロック・シーンで発表された為なのか、いまいちセールス的に
結びつかずに苦戦を強いられたアルバムであるが、これは最初から最後の曲に至るまで
極上のブリティッシュ・ポップが凝縮された裏名盤だ、と僕は思う。
間違ってもPグレのカテゴリーだけで語って欲しくない・・・そんな1枚じゃないだろうか。

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コメント

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店長さん、おめでとうございます。
ご挨拶遅れて申し訳ありませんでした。
今年もよろしくお願いいたします。

白濁化で再生不可!
何処かのサイトで見たことがあります。
そうなる前にテイチク盤の初版は売却しました。が、
3回ともCD買ってます。
大好きですね。
プログレと思って、敬遠する人が・・・勿体無いです。

ケストレル

にわかバードウォッチャーとして動物園に行った時、ケストレルの名前に反応してしまいました。
http://blog-imgs-13.fc2.com/n/r/l/nrlament/bfp20.jpg

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http://nrlament.blog105.fc2.com/blog-entry-388.html

♪ nicohoiさん、nrさん、コメント感謝です。

>nicohoiさん
 こちらこそご挨拶もせずに申し訳ありませんです。(汗)
Kestrel でググっているとでてきますよね、あのサイト。
僕もテイチク盤は2回も買って売却しています。あまりにも音質が良くなかったので。
結果的に良かった…(笑)
この音盤はPグレ者も満足できるし、ポップ好きにも満足できるポジションにある、と思いますので、聴かないと損をしますよね。
勿体無い…本当に同感です。

>nrさん
 名前に反応してしまうところが、Pグレ者の性でしょうなあ。(爆)
関連記事のキャプションにニンマリ…流石です。