白熊音盤店奮闘記(5)=祝!U.K 3タイトル紙ジャケ化記念の巻

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               ▲紙ジャケで発売されたUKのアルバム 3タイトル 

 これは北国のとある地方都市の鄙びた商店街に小さな(←余計なお世話)レコード店を
 構えている白熊店長とアルバイト店員の『詩音(うたね)』ちゃんのズッコケ・コンビのお話です。
 飽くまで妄想・・・、じゃなかったフィクションであることをお断りしておきます。 

   さあ、いつものように白熊音盤店の中を覗いてみましょうか。
 いやでも白熊店長の姿が目に入ってきますね。相変わらず大きな身体(←ほっといてくれ!)を
 ユサユサと動かしながら、狭い店内を忙しなく動き回っています。実に意外ですねえ。
 あの身体で(←だから、余計なお世話だって)機敏に動き回っているとは。Amazing ! (マテ) 
「うぎゃあああーっ・・・・・・」              
       ( 突然、ここでリポートをしていた月のわぐま
が何者かに拉致されてしまう )
                           
  お見苦しいところを見せてしまい、大変失礼致しました。ここから先は私がリポートしますね。
題して『突撃!白熊音盤店の内部に迫る~闇の実態を暴く~』 ( おい、何を勝手なことを )
ここ白熊音盤店の店内からは外の様子が良く見えますね。
ちょうど電停から路面電車が走り去って行くところです。
 おや、信号待ちをしている人達の姿の中で随分と目立っている人を発見しましたよ。
 ピンクのトレーナーに紺と赤のチェック柄のマイクロ・ミニ、紺のハイソックスという服装です。
 あら、どうしたんでしょうか?こちらに凄い勢いで向かって来ますよ。
 よく見ると、あれは詩音ちゃんですね。      

「すいませ~ん、店長。遅くなりましたあ」
「あれ?って、ここにいるのは詩音ちゃんじゃなかったの」
「すいませ~ん、妹の子音(しおん)で~す」
「ちょっとお、店長。いくら双子だからって間違えないで下さいよお」
「そんなことを言われてもさあ、あんまりにもソックリだからなあ」
「ところで子音。何を企んでるのよ」
「えへへへ、お姉ちゃんが遅いから代理よ」
「あんた自分のバイトはどうしたのよ」
月のわぐま店長が店を出て行ったきり戻ってこないから呼びに来たのよ」
「そういえば、さっき悲鳴が聞こえたような気がするな」
「空耳じゃないんですかあ、白熊店長」
「まあ、いいか」
「ところで店長。さっき歌っていた曲って何なんですかあ?」
「子音ちゃん、判らなかったかなあ。じゃあ、もう一度」
 ♪夜の片隅で・・・・・・♪
「夜の片隅で・・・・・・って、演歌ですかあ?」
「へ?何かいつもと調子が違うなあ」
「おや、判らないかなあ。じゃあヒント。♪いん・ざ・でっど・おぶ・ざ・ないとお♪
「憂慶?」
「あのねえ、いくら演歌ヴァージョンの替え歌を歌ったからってねえ」
「店長の感性が凄すぎるんです」
「褒めてくれて有難う」
「誰も褒めてませんっ!」
「なあんだ。どうりで変だと思ったよ」
UK”In The Dead Of The Naight”を演歌調にしてしまう方が変ですよお」
「え?そうかな」
「変です!!」(詩音と子音の二人が同時に言う)
「じゃあ、今度はKing Crimson”21st Century Schizoid Man”をヒップ・ホップ調で・・・・・・」
「ええ~い、懲りてないならお仕置きの鉄拳パンチよ」
 ( うぎゃあああーーーーーーっ・・・・・・ )
UK-VJCP68779.jpg  20060619023929.jpg  20060619001420.jpg
 
  UK / Self  Titled  (L)
 Uk;EG / Polydor   2302.080   ('78)
   Us;EG / Polydor   PD.1-6146    
       J;EG / Polydor   MPF-1169 ( 邦題『憂国の四士』 )

    J;EG-Virgin / Toshiba-EMI VJCP-68779  ( Cardboad Sleeve ) 
UK / Danger Money  (C)
  
Uk;EG / Polydor  POLD-5019    ('79)
      
Us;EG / Polydor   PD.1-6194 
         J;EG / Polydor   MPF-1227
    ○  J;EG-Virgin / Toshiba-EMI VJCP-68780  ( Cardboard Sleeve )
UK / Night After Night-Live !  (R)
  Uk;EG / Polydor  POLD-5026    ('79)
      
Us;EG / Polydor   PD.1-6234
        J;EG / Polydor   MPF-1265
   ○  J;EG-Virgin / Toshiba-EMI VJCP-68781  ( Cardboard Sleeve )

「紙ジャケ発売記念とか言ってるけれど、何だか怪しいもんだわ」
「おっ、鋭いな」
「あっさりとUKを紹介するわけがないもんね。何か企んでるわね」
「流石は詩音ちゃん。大当たりぃ~!」
「どうせメンバーの誰かのアルバムとか言うんでしょう」
「またまた大当たりぃ~!」
「ねえ店長~、商品はハワイですかあ?」
「あのねえ、子音ちゃん。そういうボケは要らんちゅうの」
「でへへへ・・・・・・」
「まさかCurved Air”Air Cut”とかRoxy Musicなんて言うつもりじゃないよな」
「え?大当たり~ぃ!」
「ええ~い、真似せんでもいいわ」
「ええーっ!じゃあ、Eddy Jobsonじゃないんだ」
「じゃあ、この2枚のアルバムが最初のヒントだよ」
Brufordのソロ”Feels Good To Me”とグループ名義の”One Of A Kind”ですかあ」

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Bruford / Feels Good To Me (L)
  Uk;EG / Polydor   2302.075   ('79)
    Us;EG / Polydor   PD.1-6149
   J;Arcàngelo / Disk Union  ARC-7090  ( Cardboard Sleeve ) 
Bruford / One Of A Kind  (R)
 Uk;EG / Polydor   POLD-5020  ('79)
   Us;EG / Polydor   PD.1-6205    
 ○ J;Arcàngelo / Disk Union  ARC-7091  ( Cardboard Sleeve )

Bill Bruford?捻くれ者の店長が・・・・・・まさかねえ」
「こらこら、どさくさまぎれに随分と酷いことを言うよなあ」
「でへへへ、聞こえてましたかあ」
「いくら双子だからってなあ、子音ちゃん。口の悪いところまで同じというのは良くないぞ」
「は~い、店長~。次のヒント下さい」
「じゃあ、Gong”Gazeuse!”ってのは?」
「子音、全然わかんなあ~ぃ」
「そんなマニアックなヒントを出されても判りませんっ!」
「おかしいなあ」
「これで判る方が異常なんです」 
「それじゃあ、これでどうだ。Tempest1st
「もっと判んなあ~い」
「かなり有名なアルバムなんだけどなあ」
「だいいち73年なんて、私達が生まれる以前じゃないですかあ」

 Gong-Gazeuse-UK.jpg        tempest01.jpg

  Gong  / Gazeuse !    (L)
  
Uk;Virgin  V-2074 (’76)
  Tempest  / Self  Titled (R)
  ● Uk;Bronze /  Island    ILPS-9220 (’73) 
   Us;Bronze / Waner Bros. BS-2682 
   J;Bronze / Nippon Columbia YZ-13-BZ
 ○  J;Bronze / Victor Entertaiment  VICP-61658 ( Cardboard Sleeve )
  →     Arcàngelo / Disk Union  ARC-7130 ( Cardboard Sleeve )
  ( One Of 3CD Set :”Under The Blossom;The Anthology ”ARC-7130/31/32  )

「仕方ないな。これで判らなかったらロック・ファンなんて名乗る資格なし!」
「いんぎん・・・・・・慇懃無礼?」
「余計なボケをしなくても宜しい」
「すいませ~ん」
Igginbottom's  WrenchSoft Machine”Bundles”といえば・・・・・・」
「え~。子音、ますます判んな~ぃ」
「これって・・・・・・Allan Holdsworthですよね」
「ようやく判ったか。やっぱり、二人とも未だビギナーだなあ」

Related Albums 
                                                
                           
20060619150728.jpg Igginbottom-Member.jpg20060620094412.jpg
 
   Igginbottom's Wrench  /  Self Titled   (L)
  Uk;Deram / Decca   DML-1051 ( mono ) / SML-1051 ('69) 
  
   J;Deram / King K32Y-2190 ( CD Reissue '88 )
  Airmail Archive / Airmail Recordings  AIRAC-1097  ( Cardboard Sleeve )
 Picture Taken From The Album Igginbottom's Wrench  (C
)
   
Soft Machine  /  Bundles (R)
    Uk;Harvest / EMI  SHP-4044  ('75)
                                                                                                                          
  20060621073938.jpg         20060609140119.jpg       20060608145944.jpg

   Ian Carr /  Belladonna   (L)
    ● Uk;Vertigo / Phonogram   6360.076  ('72)
    ○   J;Vertigo / Universal Music  UICY-9267 ( Cardboard Sleeve=’03 )

  Allan Holdsworth  /  Velvet Darkness (R)
     Us;CTI CTI-6068
    J;CTI  / King Records  GP-3086
      
    J;CTI / King Records  KICJ-8319    

 ということで・・・・・・
      
 ♪♪♪ 本日の店長 イチオシ ! アルバム ♪♪♪

 ♪  Jean Luc Ponty / Enigmatic Ocean (☆☆☆☆)
                                                        
Rating =☆:2p ★:1p
                                                                       
      20060603000046.jpg        20060621201031.jpg

   ● Us;Atlantic  SD-109110   ('77)  (L)
     Uk;Atlantic  K-50409
  ○   Us;Atlantic  19110-2  ( CD Reissue in'89 )
     Picture Taken From ”Cosmic Messenger” Live Us-Tour in 1978   (R)
 
(Note=店長の呟き)

 まあ、人それぞれに感じるものは違うのだろうと思う。
僕にとってのAllan Holdsworthというギタリストは、それこそ昔の日活映画じゃないけれど
ギターを抱えた渡り職人というイメージが非常に強い。
   そして、これだけ経歴が長いAllan Holdsworthが残した数多くのアルバムの中から1枚を
選ぶというのは、ある意味で無謀なことかもしれない。
  だが、悩みながらも選んだのが、この”Enigmatic Ocean”だ。
前作”Imaginary Voyage”よりPatrice Rushenに替わって加入したAllan Zavodの堅実だが
華麗なる鍵盤捌きのキーボードの音色にJea-Luc Pontyのヴァイオリンが絡んでくると、早くも
スリリングな演奏が展開されてゆく期待で胸が高鳴る。
彼等の脇を固めているのは、”Aurora ”から参加しているギターのDaryl Stuermer 、前の
2作に参加していたTom Fowlerに替わって参加したベースのRalphe Armstrong、ドラムスにSteve Smithという強力な編成だ。
 そして、超絶的な技巧を駆使しながら奏でるAllan Holdsworthのギターの独特なトーンが
聴こえてくるパートになると、このアルバムが提示するものを感じ取れるだろう。
それは壮大な世界観で構築された神秘的な海の物語であり、スピーカーから溢れ出してくる
叙情的なサウンドがメッセージとなって室内に拡がってゆくようにも感じられる。
  やはり、何といっても圧巻なのが、組曲形式で構成されたアルバム・タイトル曲と海へと還る
亀をテーマにした”The Struggle Of The Turtle To The Sea”の2曲だろうか。
まさにプログレッシヴ・サウンドが飽和点へと向かってゆく・・・・・・
このアルバムが発売された当時の邦題は『秘たる海』であったが、原題に忠実に訳をすれば
不思議な海』とか『神秘なる海』という意味になるだろう。
 このアルバムが持つ意味や世界観を考慮すれば、まさに適訳であった、と僕は思う。
  尚、余談であるが、翌78年に”Cosmic Messenger”のツアーで来日をしており、この時の
パフォーマンス(昼間の渋谷公会堂)を観ているが、これは現在も最高のものであったと思う。

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コメント

非公開コメント

せっかくホールズワースが出てきたんで、次は
ジョン・エサリッジ関連のアルバムをお願いします。
ソフト・マシーン・レガシー18日は素晴らしかったよ♪
ジョン・エサリッジが新参のくせに(爆)、かなり活躍
していたんで(つーか、彼が主導権を握っていたか?)、
詳しくないワシとしては是非彼の活躍を知りたいどす。

e-343 ジェネスシさん、どうもです。

>次はジョン・エサリッジ関連のアルバムをお願いします。

 あら、リクエストですか?
実は僕も好きなギタリストなので了解しましたよ。
 ただし、気長に待っていて下さいよ。
やっぱり、からアプローチした方が良いでしょうな。

>ソフト・マシーン・レガシー18日は素晴らしかったよ♪

 いいですねえ。たまにはライヴも観たい気がしますが、人混みの中が
嫌いなので出不精してしまいます。(爆)

金が無いとは書けないもんな…(独り言)

毎日覗いてるけど、ペース遅い!(笑)
UKは、好きです!
テープしか持ってないんです…実は…。。。

てか「続き」クリックしたら、こんなに、
たくさん…。
溜めすぎは身体に毒よ!ε=ε=ε=┗(゜▽゜)┓

あと、ここ、コメント押すと、書き込み欄が
遥かかなた上に出て来るのは、なぜ?

普通、他の人が書き込んだコメントが
出て来るはずだけど?

ハロー

ここのところ、ユックリとは言え、いいペースになってきましたし、とり上げているものがう~~~ん本格的になってきましたね!さすがです。
こうやって見るとこのギタリストはかなり、意地くその悪いバンドばっかし渡ってきましたね!
慇懃無礼なやつは、割と好きですが・・・
一番最後のメインのやつは未聴なんですが、ドイツのエニグマが好きなんですが・・(爆)
いいかんじですね~タイトルがいいので、聞いてみたいですね・・・

★Tommyさんへ
ここのBLOGは、人のコメントなんか(特にレス)読まんでいいから・・・はよ書き込め!
って事かもよ!(爆)
どーも、ここへ来ると私達、辛口になるね~~~
何か理由があるのかな(爆)

ふふふ

がらがらがら・・・おばんです・・・・

またも有名なグループの紙ジャケ情報の「続き」を押すとマニアックな一枚が!この手はもう食わんぞ。

と思ったら知っているのが何枚か!わーい!わーい!勝った!(←馬鹿)

ところで店長に質問。UKはすきなの?もうひとつ。マイクロミニはすきなの?

e-343 Tommyさん、レスが遅れて申し訳ないです。
白熊なのに亀吉君状態なので許せ。
仕事から帰ってくると、何もしなくていいよ、と悪魔が耳元で囁くもので、つい・・・・・・(爆)
 まあ、常にネタは2~3同時進行でやっているので、出来上がったものからUPしています。
 確かに今回のものは長過ぎたけれど。反省。m(-о-)m

>あと、ここ、コメント押すと、書き込み欄が
遥かかなた上に出て来るのは、なぜ?

 判らないなあ。僕のPCでは下に表示されているけれど。

e-343 evergreenさん、どうもです。
辛口上等。生温いコメントは嫌いなので辛口コメントを歓迎しますよ。(笑)e-346
 次回は予告どおりに、詩音ちゃんがPグレ者必携の2枚のアルバムを辛口で滅多切りにします。v-12
e-343 ぷく会長、毎度です。

>がらがらがら・・・

 だから、引き戸じゃないんですってば。カウベル付きのドアです。(キッパリ!)

>またも有名なグループの紙ジャケ情報の「続き」を押すとマニアックな一枚が!この手はもう食わんぞ。

 う~む。流石は会長です。手の内をご存知で。
知っているアルバムがあって良かった、と何故か安堵している白熊店長でした。

>UKはすきなの?もうひとつ。マイクロミニはすきなの?

 最初の質問→好きです。ただし、1stのみですが。
もうひとつの方は・・・・・・メールにて回答します。(核爆)

UKはみんな好きだけど、ワシ的には好きな曲が多いのは
1st、ドラマーはテリー・ボジオの方がバンドに合って
いると思うので、メンバーは2nd。
やっぱ「コンサート・クラシックVOL.4」を聴いたせいも
あるのだろうが、UKに限って言えばビル・ブルッフォードに
関してはモタモタしているような気がしています。
ホールズワースとブルッフォードは脱退してもしょうがないな。