ロックの迷宮:Japanese Rock 編(2)☆プログレの先駆者達 =Part 1

 9/26 に『ニッポン・ロック・アーカイヴス』というコレクター泣かせのシリーズ
コロムビア・ミュージック・エンタテイメントによってスタートした。
今回のライン・アップの中には、オリジナル盤だと諭吉さんが軽く10人程出動しないと
入手できないレア盤が多数含まれている、というもの凄~く充実した内容なのだ。
   しかも、紙ジャケ仕様でありながら¥2,350 という良心的な価格設定での発売だ。
この時期の日本のロックをリアルタイムで聴いたことがなかった自分にとっては、実に
有難いシリーズになりそうだ。財布には優しくないが・・・
正直に告白すると、
CDショップで現物を見るまでは完全に失念していたのだが。(笑)
  今回は
第1弾として発売された5枚のうち山内テツ石間ヒデキを外した3枚だけを
入手してみた。飽くまで予算上の都合なので他意はない。
  まず瀬川洋の『ピエロ』は、以前にP-Vine より復刻されたことがあるが、その時に
タイミングが合わずに入手することができなかったものなので、今回のシリーズの中で
一番期待していたアルバムだ。
   結論・・・期待を裏切らなかったどころか、予想以上に素晴しいアルバムでしたよ。
  ただし、今回の記事の趣旨から外れる内容なので、別の機会に紹介したい、と思う。

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  山内テツ / TETSU  Tetsu Yamauchi / TETSU  ( L )
      Propeller / Columbia Music Entertaiment   COCP‐51047
  ♭瀬川洋 / ピエロ  Hiroshi Segawa / Pierrot  ( R )

      Propeller / Columbia Music Entertaiment   COCP‐51048

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 石間ヒデキ / ONE DAY  Hideki Ishima / ONE DAY  ( L )
      Propeller / Columbia Music Entertaiment   COCP‐51049
 ♭内田裕也とフラワーズ / チャレンジ ! +5  
           Yuya Uchida & The Flowers  / Challenge +5  ( R
 )
      Columbia / Columbia Music Entertaiment   COCP‐51050

♪ まず、内田裕也とフラワーズの『チャレンジ !+5 だが、一般的にはPart 2 に
登場予定のThe Flower Travellin' Band の前身グループ的な扱いであるが、その
音楽性には随分と隔たりがあり過ぎるように感じた。
時代的な背景の違いと言ってしまうと、それだけで終わってしまいそうだが、感覚的な
違いが音楽性に現れている、と言い換えた方が解りやすいかもしれない。
明らかに Janis Joplin を意識しているように感じられた麻生レミのヴォーカルと永遠に
ロケンロール魂爆発の御大内田裕也のヴォーカルとの間には、埋めることが難しい
時代の感覚差を否めないのだ。
  従って、アルバム全体を聴き通してみた時に、最初から最後まで英語だけで会話を
続けてゆく、という試みは面白いとは思う一方で、このアルバムが一般的に高く評価を
されていることに対して否定的にならざるを得なかったのである。
僕には一定のレヴェルまで達しているとは思えなかったし、退屈そのものだった。
  むしろ、カヴァー曲よりもボートラに収録されたシングル曲の方が、素直に歌謡曲的な
ヴォーカルであったことが好感を持てたし、何よりも面白いんじゃないか、と個人的には
高く評価したいぐらいなのだ。
全体的に完成度がイマイチなのは、このアルバムが制作された69年という時代背景を
考慮すれば、確かに仕方ないのかもしれない。
  それにしても、アルバム・タイトルが『チャレンジ !』というのが、僕には何とも皮肉に
感じられてならなかったな。

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The Apryl Fool / エイプリル・フール  The Apryl Fool / Self Titled  
     Columbia / Columbia Music Entertaiment   COCP‐51051

♪ さて、このアルバムは評価が分かれるだろう。
一般的にThe Apryl Fool はっぴいえんどの前身グループ、とされている。
   しかし、ちょっと違うんじゃないか、というのが僕の意見だ。
The Apryl Fool と はっぴいえんどの音楽的な方向性には大きな隔たりがある。
それは聴いてみれば一目瞭然だろう。
  おそらく、このアルバムが同時代( 69年 ) に発表された他のアルバムと比較して
非常に異色と感じられるのは、Prog. Rock 的な音楽性を持っていたキーボード奏者の
柳田ヒロのカラーが強い為だろう、と僕は思う。
飽くまではっぴいえんど側の観点で聴くのか、あるいはProg. Rock 的な方向性で
聴くのか、という点によって捉え方が大きく変わるだろう。

このアルバムは評価が分かれるだろう、と書いたのは、こういった理由があるからだ。
 尚、リンク先の 遼(parlophone) さんサイトでははっぴいえんど側の観点で
捉えた記事がエントリーされているので、是非参考にして欲しい。

♪ 今回はコンパクトにこれぐらいで。(←淡白な性格なもので)
いよいよ次回より下記の写真のグループが登場します。
  ただし、飽くまで不定期にエントリーしますので気長に見守って下さいな。(笑)


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