スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Polar Bear's Ear:Famous Albums Audition Description = 白熊の耳:定番音盤試聴記 ( 23 )

♪ 『白熊の耳:定番音盤試聴記』の 24回目もフランス編の Part 3 ということで、76年に Eurodisc からデビューをした Mémoriance を 選んだ。

    20080131202407.jpg
    Mémoriance / Et Après ...   ( '76 )
     ● Fra ; Eurodisc / Wea    913.084

    20080131202454.jpg   20080131202553.jpg
   Mémoriance  / L'ecume Des Jours D'apres Boris Vian     ( '79 )
    ● Fra ; Philips / Phonogram     910.1265
            Jap ; Philips / Nippon Phonogram    BT‐8120  ( '80 )
                          邦題:
うたかたの日々

♪ 残念ながらデビュー・アルバムは権利関係の問題があり、国内盤が発売されていない。
これは Atoll のアルバムがフランスでは Eurodisc からの発売であったのに、何故、ドイツや
英国では Ariola から発売されていたのか、ということにも関係しているように考えられる。
レーベルの権利関係というのは案外厄介なものらしく、Eurodisc の配給元である Wea
日本での発売権を持っていたのは、当時のワーナー・パイオニアであったが、だからと言って
発売できるものではないのだ。
実は日本に於ける Eurodisc の発売権を獲得していたのは、何と!日本コロムビアだった。
  しかも、これはクラッシック限定らしいのだが、永久権利での契約 ( DENON で発売 ) という
事情が関係しているのかもしれない。
国によっては Eurodisc Ariola は配給関係があったので、おそらく、このような事情もあって
Ariola で発売されていたのではないか、と考えられる。
  しかし、79年にフランスで発売された ”L'ecume Des Jours D'apres Boris Vian ”  は
80年に日本フォノグラムの『ユーロ・ロック・スーパー・コレクション』のうちの 1枚として
廉価盤で発売されたことがあるので、こちらから聴いた人が多いかもしれない。
流石に廉価盤での発売だけあって、オリジナルのゲートホールド仕様ではなく、ものの見事に
裏に解説 ( というよりも役に立たない感想文だったな ) が印刷されていたシングル・スリーヴ
仕様での発売だったが。(泣) 
唯一の救いと言えば、某 K社のような劣悪な音質ではなく、国内盤としての音質のレヴェルを
維持していたことか。(笑)
  さて、Mémoriance 2枚のアルバムと1枚のシングルを発表しただけで解散してしまった
短命なグループであったが、ユーロ・ロック・ファンには比較的知名度が高い筈だ。
僕はリアルタイムで聴いてきたので、個人的には”Et Après ... ” の方が好きだ。
渋谷のCISCOに新譜として入荷してきたものを¥2,000程度で入手したように思うが、どうして
予備知識なしで買う気になったのかは思い出せない。
ジャケのイラストだってお世辞にも巧いとは言えないからね。
  多分、メンバー編成が決め手だったのかもしれない。当時は外れを引いたことがなかったから。
結果?もちろん、大当たり・・・ただし、リズム隊に難がある、と思う。
これはフランスのグループに多かったので、まるで聴けない程に酷いというレヴェルではないが。
未だに正規にCD化されていないようだが、これは何とか復刻してもらいたいね。

スポンサーサイト
Category: Europe

Polar Bear's Ear:Famous Albums Audition Description = 白熊の耳:定番音盤試聴記 ( 22 )

♪ 『白熊の耳:定番音盤試聴記』の 22回目はフランス編の Part 2 でゆこう。
本来は Ange を選ぶべきなのだろうが、今回は関連グループとして Pentacle を選んだ。
彼等はアルバムを1枚しか残さずに解散しているので、他のグループのように何を選ぼうか、と
悩む必要がないし、早い話が手抜きできるから、ということか。(笑)  

  20080129134018.jpg     20080129134956.jpg
 ♭ Pentacle / La Clef Des Songes   ( '75 )
       Fra ; Arcane / Wea   913.001
              Ca ; Warner Bros.   FLP-913.01
  
  
20080129135621.jpg   20080129135732.jpg
 ♭ Pentacle / La Clef Des Songes  + 3  ( '95 )
    ○ Fra ; Musea   FGBG‐4131AR  
  
                                     Add.  3 Live Tracks Taken From Cassete Tape           

♪ 
フレンチ・ロックが好きな人やユーロ・ロックが好きならば、おそらく彼等の名前を知らない
人は確実にモグリと言われるだろう。
 『五角形』という意味の Pentacle ( 英語では pentagon に相当する ) は、1971年に
フランスのベルフォールで結成された四人編成のグループであるが、実際にアルバムを
発表したのが1975年というから
遅いデビューと言えるだろう。
 Ange のヴォーカリストである Christian Decamps によってプロデュースされた彼等にとって
唯一のアルバムとなる ”La Clef Des Songes” は、Ange によって設立された新レーベル
Arcane にとっても最初のリリースであった。
海外Pグレ系の有名サイトでは Eurodisc からの発売なっているが、これは完全な間違いだ。
  おそらく、配給が Eurodisc と同じ Wea であった為に混同しているものと思われるので
訂正しておく。
(笑)
  さて、彼等の音楽的なヴェクトルはシンフォニック・ロックということになるが、所謂プログレと
称されるグループが求めているものとは一線を違える、という点が重要だろう。
テクニック重視でもない・・・というかリズム隊が心許ない気がするし、曲によってはギターが
先走ってしまう感じがするのだが、そこは若さ故の未熟さと許してしまえる不思議な魅力を
感じさせるのだ。
やはりキーボードが要か。フランス語特有の語感の響きなのか、愁いを帯びたヴォーカルが
叙情性豊かなサウンドに効果的な演出を齎しているからだ、と思う。
緩急をつけたギターの泣きのメロディーに叙情的なキーボードが入ってくると、もう逃れられない
フレンチ・ロックの迷宮へと迷い込んでしまう。
部分的には未だ未熟さを感じてしまうものの、それ以上に感動を得られるフレンチ・ロック史上に
名を残すべき名盤には違いない。
  尚、95年に Musea から復刻されたCDはマスター・テープが使用されているが、保存状態が
悪かった為に、当時の技術で可能な限り修復されている。
  しかし、現在のレヴェルで修復されるならば、もっと高音質で聴くことができる筈だし、何よりも
紙ジャケでの発売が望まれる音盤ではないだろうか。
  それにしても、オリジナル盤を見かけることが少なくなったし、万が一あっても高い !!
比較的手頃な値段で入手可能なカナダ盤もあるが、これにはリプロ盤があるので要注意だ。

Category: Europe

Polar Bear's Ear:Famous Albums Audition Description = 白熊の耳:定番音盤試聴記 ( 21 )

♪   いやあ、ぐうたらな性格が復活して 2日間も更新をサボってしまいました。
まあ、大して影響がないだろうけれど。(笑) 今後も更新の間隔が開くかも。
  さて、『白熊の耳:定番音盤試聴記』の21回目は、フランス編として Pulsar を選んだ。
初期の 3枚のうちから 1枚を選ぶことは難しいので、3枚とも選ぶことにしよう。

 Pulsar-Pollen-Fr-a.jpg   Pulsar-Pollen-Fr-b.jpg
Pulsar / Pollen   ( '75 )
 Fra ; Kingdom / Vogue   KY‐28031 (U)  →  CBS S.82769

 Pulsar-Pollen-Uk.jpg  Pulsar-Pollen-Jap-a.jpg
  Uk ; Decca  SKL.R‐5228   ( '76 )     ( L )
    Jap ; London / King    GXF‐2046 ( '79 )  ( R )

♪ 
これを最初に聴いたのは、ちょうど英国盤が発売された76年頃のことで、都内のレコード店を
中心に置かれていた ”Real Rock Magazine” というミニコミ誌を主宰していた金沢君に借りた
英国盤だった、と思う。
  それにしても、こういうジャケットで聴く気になったものだと思う。
おまけにグループ名が『脈動星』で、アルバム・タイトルが『花粉』という意味だからね。(笑)
こんなことを言っているけれど、実は彼等のアルバムで好きなのが本作で、次に 2nd 3rd
順だろうか。 
アルバムの全体に漂う宇宙的な浮遊感が、本作の特徴だろう。
これが嫌いだと Pulsar のサウンドは基本的に駄目な筈。
   尚、オリジナルは飽くまで75年に発売されたフランス Kingdom 盤で、英国 Decca 盤は
Kingdom からライセンスを受けて発売されたものだ。
一部のサイトで記述されている『Decca 傘下の Kingdom レーベルから云々 』というのは
完全な事実誤認なので訂正しておく。
  元々、Kingdom レーベルというのは、マネージメントを行っていた Terry King が興した
インディー・レーベルで、Pulsar アルバムを
発売する以前にも、B&C の配給で Fuchia
発売しているし、後に ”The Album ” 以降の Caravan のアルバムを発売していた、と言った
方が判りやすいかもしれない。


 20080126083636.jpg20080126083707.jpg
Pulsar / The Strands Of The Future ( '76 )
      Fra ; Kingdom / Vogue   KA‐20226 (A)  →  CBS   S.82703
            Uk ; Decca  TXS.R‐119

  20080128120652.jpg   20080128111351.jpg
 ● Jap ; London / King    GP‐1080  ( '77 )    ( L )
                                With Illustrated Poster Drawn By Reiji Matsumoto      
       Fra ; CBS   S.82703 ( Reissue Cover )   ( R )

♪ 
僕にとっては、一般的に評価が高い 3rd の Halloween” よりも 5倍は好きなアルバムだ。
10倍好きなのが ”Pollen  なので 。(爆)  
曲だけで言えば、B面 1曲目に収録されたキラー・チューン ”The Flight”  が1番かも。
これは下北沢にあった『エジソン』で英国盤を¥2,400 だかで買ったように記憶している。
後にフランス盤を入手したことは言うまでもないだろう。(苦笑)
 さて、マニア以外には役に立たない情報を書くと、”The Flight” の曲の終わり方が僅かな
違いでフランス盤と英国盤では異なる。
こう思わせ振りに書くとマニアやコレクターは焦るだろうな。(激爆)
何てことはなく、メロトロンのスウィッチを切るような音が英国盤ではカットされているだけの話だ。

 Pulsar-Halloween-Fr.jpg
Pulsar  /  Halloween  ( '77 )
   ● Fra ; CBS   S.82477

♪ 
これは西新宿の老舗『新宿レコード』で Banco の ”Di Terra” と一緒に各¥3,400 の
大金を叩いて買ったが、当時は大して気に入らずに 2枚とも欲しいという人に譲った。(笑)
いまでも Banco は相変わらず好きではないが、このアルバムに対する評価だけは多少だが
変わった。精々、☆3つが☆3つ半になった程度だが。

20080128121734.jpg   20080128121859.jpg
Various Artists / Groovy Pop Session   ( '72 )
   ● Fra ; Philips / Phonogram   6332.044 (U)

♪ 
このアルバムは Ange と未だデビュー前の Pulsar の曲を聴く為に買った覚えがある。 
¥10,000 ほどで入手したと思うが、盤質がイマイチだったので手放したな。
内容はマニア向けだが、他にも良いグループがあったので、正規に CDで復刻されたら欲しい
1枚だろうね。

Category: Europe

Polar Bear's Ear:Famous Albums Audition Description = 白熊の耳:定番音盤試聴記 ( 20 )

♪  『白熊の耳:定番音盤試聴記』のイタリア編も今回で一旦区切りをつけることにしよう。
僕が Locanda Delle Fate とともに好きな Maxophone で締めくくろうと思う。
    Maxophone-Member.jpg

  Maxophone-Self-Ita-Small.jpg
Maxophone / Self Titled   ( '75 )
   ● Ita ; Produttoriassociati / Ricordi    PA/LP ‐57 
        Jap ; Crime / King  K28P‐732 ( '88 )

  Maxophone-Self-Ger.jpg     
Maxophone-Self-Us.jpg
 ♭Maxophone / Self Titled   ( English Version )  ( '75 )
   ● Ger ; Produttoriassociati / Teldec  6.22641   ( L )
            Us ; PAUSA  PR‐7002   Gate Hold  Sleeve Same As German Press  ( R )

            Ca ; PAUSA  PA‐7002  
Single Sleeve

 
Maxophone-45-1.jpg
Il Fiscio Del Vapore b/w Cono Di Gelato
   ( '77 )
 Ita ; Produttoriassociati / Ricordi    PA/NP ‐3267

 
Maxophone-Self-b.jpgMaxophone-Self-a.jpg
Maxophone / Self Titled   ( '05 )
    Arcàngelo  ( BTF / Vinyl Magic ) / Disk Union   ARC‐7082

♪ 
現在でこそ Maxophone は様々な形態で音源を入手できるようになっているが、僕が彼等の
アルバムを入手した76年当時に於いては何も情報が無いに等しいと言ってよく、小まめに
輸入盤店に顔を出しては入荷してきたレコードを隅々までチェックするぐらいであった。(笑)
そんな時代にも、音楽評論家の和田栄治氏が主宰していた”
Rockin' Balls” という、この
当時としては非常にマニアックな雑誌があり、この雑誌の輸入盤紹介コーナーに掲載されていた
写真を見た瞬間にピンと感じたのが初めての出逢いだった。
これは後で判ったことなのだが、そんなに多くのレコード店には入荷しなかったらしいのだ。
運に恵まれていたのか、雑誌のスタッフであった内藤さん ( 紹介していた本人=東大生 ) と
お会いする機会があり、色々なことを話しているうちに、実は Maxophone のレコードは大して
気に入っていない、ということが判ったのだ

何と!僕は図々しくも譲ってもらえないか、と言ってしまったのだ。(赤面もの=滝汗)
とても快く、しかも¥1,000で譲っていただいたのだが、これが後で異常な程のプレミアが
つけられる音盤とは思いもしなかった。
その時に一緒に Grobschnitt1st ( オリジナル盤 ) も同じ値段で譲ってもらったことが
懐かしい。
独盤を見つけた時には、これが英語ヴァージョンだと判って狂喜したものだ。
そういえば、Uno の時もそうだったが。(爆)
  尚、英語ヴァージョンは独盤の他にも米盤とカナダ盤が存在するが、米盤がゲートホールド
仕様であったのに対して、カナダ盤はシングル・スリーヴ仕様だった。
このアルバムがプログレとして語られることが、僕は嫌だ。
これにはイタリアの空気や情景みたいなものが感じられるし、そんな狭い価値観で音楽的な
ヴェクトルを語ることができないように思うからである。
時代が悪かったかもしれないし、あるいは契約した Produttoriassociati というレーベルも
弱小過ぎた、といえるだろう。
  少なくとも、彼等がメジャー・レーベルと契約していたならば、イタリアのロック・シーンに
大きな波紋を投じていたのではないか、と僕は思う。
  また、関連作品として、発掘音源収録のCDと貴重な映像を収録したDVDがセットになった
From Cocoon To Butterfly ” もお薦めだ。
僕が持っているのは輸入盤国内仕様の NTSC 方式のものだが、 PAL 方式も流通しているので
要注意である。


  20080125100454.jpg  20080125100741.jpg
 ♭Maxophone / From Cocoon To Butterfly  ( '06 )
     ◎ Arcàngelo  ( BTF / Vinyl Magic ) / Disk Union   ARDV‐1029

 snapshot20080125103508.jpg  snapshot20080125103729.jpg

  snapshot20080125103741.jpg  snapshot20080125103757.jpg

  snapshot20080125104240.jpg  snapshot20080125104422.jpg
  Picture Taken From DVD's Captured 

Category: Europe

Polar Bear's Ear:Famous Albums Audition Description = 白熊の耳:定番音盤試聴記 ( 19 )

♪ 『白熊の耳:定番音盤試聴記』の19回目はイタリア屈指の超絶技巧集団・・・その名も
芸術家と職人』という意味の Arti & Mestieri 登場だ !!

  20080124164312.jpg   20080124164453.jpg
 Arti & Mestieri / Tilt    ( '74 )
    ● Ita ; Cramps / Ricordi   CRSLP‐5501  Cramps / Baby  CRSLP‐5501  ( L )
          Jap ; Cramps / Warner Pioneer    P‐10303C ( '76 )
    Jap ; Cramps ( Strange Days ) / Universal    POCE‐1142   ( '07 )  ( R )

♪ 
Cramps レーベルの発売権利を獲得した Strange Days が Universal の配給で昨年の
6月からスタートさせた紙ジャケ仕様による『クランプス・レーベル・コレクション』の第1弾で
発売されたのが、この Arti & Mestieri のデビュー・アルバムである ”Tilt” だ。
実は Cramps の初期4 枚が Ricordi であった、ということを初めて知った。(汗)
後に Phonogram 傘下に入った Ricordi の配給によってカタログ番号が変更になった盤が
出回っていたことは知っているが、てっきり初回盤は Baby 配給のものだ、と思い込んでいた。
日本に入ってきた時点で、既に 2nd プレスの Baby 配給の盤を買っていた、ということか。
同一カタログ番号だと本当に紛らわしいよなあ。(苦笑)
  いや、それだけじゃないよな。
それというのも、日本で最初に Cramps レーベルを紹介した某”Euro Rock Magazine”という
ベタな名前の雑誌に原稿を書く為に、発売権利を獲得した Warner Pioneer  に送られてきた
英文の資料をもらっていたのだが、その中では何も触れられていなかった筈なのだけれど。
Cramps Records Distributed By Baby Records という表記はあっても Ricordi の文字は
一切なかったからね。
  さて、このアルバムは渋谷の CISCO で入手したように思う。
1曲目から印象的なヴァイオリンの音色に導かれるようにテンションの高い演奏を聴かせる
グループなんて、実に気持ちが好いじゃないか。
Furio ChiricoThe Trip にいたドラマーであることは知っていたが、その時の印象とは何か
違うように感じたのだ。
何となくだけど、誰かのドラムスに似ているように感じたことが、そんな印象を抱かせた、と思う。
後で考えてみたら、Andy McCulloch に近いような気がしたのだが、特に根拠がある訳ではない。
Arti & Mestieri というグループの音楽的なヴェクトルは、基本的にはジャズ・ロックだろう。
  しかしながら、メロトロンとヴァイオリンが絡んでくるところがあったりして、なかなか一筋縄で
ゆかないものがあり、初めて聴いた時は流石イタリアだな、と感心したものだ。(笑)
続く”Giro Di Valzer Per Domani ” も捨てがたい魅力があるとは思うが、やはりヴォーカルが
入ってくるパートが多くなった分が、僕には物足りなさを感じた。
これ以降のアルバムには興味を失ってゆくのだが、この 2枚に関してはイタリアン・ロックの
金字塔に輝く名盤である、と断言したい。
  尚、関連作品として Venegoni & Co. の2枚も要チェックだ。 

  20080124164426.jpg20080124164411.jpg
 ♭ Arti & Mestieri / Giro Di Valzer Per Domani   ( '75 )
    ● Ita ; Cramps / Baby    CRSLP‐5502

 
20080124165229.jpg
  Jap ; Cramps ( Strange Days ) / Universal  POCE‐1143  ( '07 )

 
20080124165709.jpg   20080124165535.jpg

Venegoni & Co. / Rumore Rosso   ( '77 )
   ● Ita ; Cramps / Baby   CRSLP‐5503
   ○ Jap ; Cramps ( Strange Days ) / Universal  POCE‐1183  ( '07 )

  
20080124165810.jpg   20080124165614.jpg

Venegoni & Co. / Sarabanda   ( '79 )
   ● Ita ; Cramps / Ricordi‐Phonogram    5205.5504
     Jap ; Cramps ( Strange Days ) / Universal  POCE‐1145  ( '07 )

Category: Europe

Polar Bear's Ear:Famous Albums Audition Description = 白熊の耳:定番音盤試聴記 ( 18 )

♪ そろそろいい加減にイタリア編も飽きてきたので、あと数回で一旦区切りをつけることにしよう。
定番』といえば、やはり Formula 3 が登場しないことには話にならない。
そうとなると、僕が一番好きな”La Grande Casa” ( 原題は『大きな家』の意 ) しかない。

20080124002759.jpg
Formula 3 / La Grande Casa   ( '73 )
   ● Ita ; Numero Uno / RCA‐Italiana    DZSLN‐55655

 
20080123233859.jpg 20080123233919.jpg
  Jap ; RCA / Victor Musical Industries   RCA‐6250 ( '74 )  ( L )
        Jap ; Seven Seas ( Numero Uno ) / King    K22P‐153 ( '81 )  ( R )

♪ かつて、国内盤がヴィクター音楽産業から初めて発売された時は、セールス的に完全に
失敗であった。
  それというのも、実は僅か 500枚程度しか売れなかった、という話を聞いたことがあるからだ。
いまでこそ、Formula 3 といえばイタリアン・ロックを聴く者であれば、その名を知らないとは
言わないだろうが、何しろ、73年ないし74年という当時に於いては海のものとも山のものとも
判らない状況の中で聴くしかなかったのである。
これを買った人は素晴しい耳を持っていた、ということだろうな。僕は買ってなかったが。(苦笑)
  それ以来、余程懲りたのかヴィクター音楽産業から Lucio Battisti 以外のイタリアものの
レコードが発売されることが無かった。
  もしも、それ相応のセールスがあったとしたら・・・状況が変わっていたんじゃないだろうか。

後に再発されたキング盤も買ったが、少なくとも国内初回盤はシングル・スリーヴ仕様だった
点を気にしなければ何倍も音質が良かった。
秋葉原の石丸電気に売れ残っていた初回盤を買ったという Y ちゃん( Genesis F.C 会員 )
借りて聴いたから間違いない。
僕はディスク・オーツカで売っていたイタリア盤を¥3,400 で買ったけれどね。(笑)
この時に一緒に買ったのが Il Volo の”Essere O Non Essere ?  ” だったと思う。
実は Il Volo は、既に札幌東急百貨店の山野楽器で売っていたジャンク品のドイツ盤を
2枚とも¥1,000で買っていたので、どういうタイプのグループであったのかは知っていた。
アコースティックな作風の Formula 3 の”La Grande Casa ” とは違って、相当にレヴェルが
高い演奏を聴かせるグループだ、という印象が強かったことを憶えている。
  しかし、実はイタリアのロック・シーンには未知の力を秘めたグループが多いことも、本当に
レヴェルの高い層を擁していることを、この時の僕には知る由も無かったのである。
それは・・・また明日にでも。(爆)

 20080123233657.jpg

Jap ; Numero Uno / BMG Fun House      BVCM‐37430  ( '04 )

 
20080123235356.jpg  20080123233755.jpg

Il Volo / Self Titled    ( '74 )
    Ita ; Numero Uno / RCA‐Italiana    DZSLN‐55667  ( L )
        Ger ; Ariola / Ariola- Eurodisc  27.208 OT
        Jap ; Seven Seas ( Numero Uno ) / King    K22P‐112  ( '81 )
  ○ Jap ; Numero Uno / BMG Fun House   BVCM‐37498  ( '04 )   ( R )

 
20080123235813.jpg   20080123233953.jpg

Il Volo / Essere O Non Essere ?  ( '75
   ● Ita ; Numero Uno / RCA‐Italiana    DZSLN‐55679  ( L )
         Ger ; Ariola / Ariola- Eurodisc   27.209 OT
         Jap ; Seven Seas ( Numero Uno ) / King    K22P‐152     ( '81 )    ( R )

 20080123233819.jpg20080123233807.jpg

Jap ; Numero Uno / BMG Fun House   BVCM‐37499  ( '04 )

Category: Europe

Polar Bear's Ear:Famous Albums Audition Description = 白熊の耳:定番音盤試聴記 ( 17 )

♪ まだまだ続くイタリア編・・・今日は Osanna でゆこう。
 Osanna-Palepoli-a-Small.jpg
Osanna / Palepoli     ( '73 )
   ● Ita ; Fonit / Fonit‐Cetra    LPX‐19
 Osanna-Palepoli-b-Small.jpg

  Osanna-Palepoli.jpg    Osanna-Palepoli-CD.jpg
  Jap ; Seven Seas ( Fonit ) / King    GXF‐2051  ( '79 )  (  L )
 ○ Jap ; Arcàngelo / Disk Union      ARC‐7061  ( '04 )  R )

♪ これは確か74年頃だったと思うが、New Trolls の ”UT” と一緒に Iさんから各¥1,500で
譲ってもらって聴いた。当然、イタリア盤であるが。
I さんが新宿レコードから通販で買っていたものだったが、既に本国では 1st プレスではなく
2nd プレスの盤が出回っていた状況を考えると、日本に入ってきた時点で 2nd プレスだった
可能性が高い。
79年に『キング・ユーロピアン・ロック・コレクション』の Part 2 のうちの1枚として国内盤が
発売された時も買ったのだが、聴いて吃驚した。イタリア盤と完全に印象が違うのだ。
  もちろん、音質が悪かったこともあるが、聴き親しんできた曲とは明らかに異なる曲が A 面の
最後に入っていたからである。
もしかして 1st プレスと 2nd プレスの違いか、と思い、何枚かイタリア盤の中古をDUで探して
買ってはチェックしてみたが、やはり違っていた。
これは現在入手可能と思われる紙ジャケ盤にも『間奏曲』として収録されており、おそらく収録
時間の関係等でアナログ盤ではカットされていたのではないか、と推察している。
  さて、巷で噂されていたイタリアではマスター・テープを廃棄する云々、という話に関しては
僕は懐疑的である。
これが本当であったならば、再発盤は全部が盤起こし、ということになってしまうだろう。(笑)
  もっとも、初回盤のプレス枚数が少ない、という点に関しては説得力があると考えている。
話を ”Palepoli” に戻すと…もう聴いた瞬間に完全に打っ飛びましたね。
1曲目から背筋がゾクゾクとなるぐらいに・・・
それまでの僕といえば、初期のアルバム限定で King Crimson を凌駕するグループは他の
国からは出てこないだろう、という狭い価値観に捉われた認識しかなかった。
  当然、この認識を撤回せざるを得なかったし、こういう凄いレヴェルの演奏をするグループが
イタリアにいたことが嬉しくなった。
  だから、イタリアという国はイギリスやアメリカの次にロック大国なのだろう、という勝手な
思い込みが働いて、この当時で入手できる範囲でレコードを買うようになったのだ。
Uno はドイツ盤とイタリア盤を買ったし、Citta Frontale の”El Tor”が入荷した、と聞けば
渋谷の CISCO へ買いに行ったものだ。ほとんど病気だったね。(爆)
この当時の僕は大学生であったからこそ積極的に行動することが可能であったし、このような
行動力がなければ、入荷枚数が未だ少なかった目当てのレコードを安く入手できなかった
時代でもあった。
たいていの盤は新品で¥2,000 程度で入手していたので、これらのレコードが某レコード店の
策略によって異常なプレミアが付けられたことに対して、僕は良い印象を抱いていない。
音盤は聴いてこそ価値があるものである、と僕は思う。
  だから、紙ジャケで復刻されたものを眺めながら、あの青春時代に過ごした素晴しい日々を
思い浮かべる行為が好きなのかもしれない。

Category: Europe

Polar Bear's Ear:Famous Albums Audition Description = 白熊の耳:定番音盤試聴記 ( 16 )

♪ 今日もイタリアものから選んでみた。
P.F.M とくれば、次にくるのは当然の如く Acqua Fragile だろう。
今回は珍しくストレートできたでしょう。道理で東京にも雪が降った筈だ。(笑)

 20080121141856.jpg  20080121141733.jpg
 Acqua Fragile / Self Titled  ( '73 )
       Ita ; Numero Uno / RCA‐Italiana     DZSLN‐55636      ( L )
           Jap ; Seven Seas ( Numero Uno ) / King    K22P‐113  ( R )  ( '81
)

  20080121142507.jpg


  20080121142844.jpg     20080121143046.jpg
 Jap ; Numero Uno / BMG Fun House     BVCM‐37505   ( '04 )

♪ 
これはP.F.M がプロデュースしたグループ、ということで期待して聴いた記憶がある。
  もちろん、この当時には未だ『キング・ユーロピアン・ロック・コレクション』は無い。(笑)
77年か78年だったと思うが、当時の僕にとっては¥10,000というのは大金だったので、まさに
清水の舞台から飛び降りる覚悟で大枚を叩いてイタリア・オリジナルを中古盤で入手した。
  最初の印象はイタリアらしくない、どちらかと言うと非常にブリティッシュ・ロックからの影響が
大きいサウンドだな、と感じた。
  実際のところ、 キーボードやギターは露骨なぐらいに Genesis ぽいし、アカペラで歌へと
導いてゆくところ等は完全に ”In A Glass House” 辺りの Gentle Giant を想起させる。
  あるいはコーラスを重視したフォーク・ロック調の曲では C,S, N & Y を手本にしていることは
明らかだろう。
こんな風に書いてしまうと、ちょっと身も蓋も無い感じだろうが、そこは流石に英国とは何処かしら
雰囲気が異なるイタリア特有の空気が漂ってくる。
それから数年後に、ようやく『キング・ユーロピアン・ロック・コレクション』の 1枚として
陽の目を見たが、ほぼイタリア盤のポスター仕様を再現していたものの、音質は良くなかった。
  尚、BMG から発売された紙ジャケもポスター仕様を再現しているが、残念ながら細かい点を
指摘すれば完全にはオリジナルどおりではない。
オリジナル盤には背の部分に Acqua Fragile とは入っていない。(苦笑)

 20080121141831.jpg
 
  20080121143523.jpg
   20080121143550.jpg
 ♭Acqua Fragile / Mass Media Stars   ( '74 )
    Ita ; Ricordi / Phonogram   SMRL‐6150
      Us ; Import / Jem   IMP‐1005
        Jap ; Seven Seas ( Ricordi ) / King    GFX‐2055  ( '79 )

 20080121142858.jpg
Jap ; Numero Uno / BMG Japan   BVCM‐37954  ( '07 )

♪ 
これは米盤で聴いた。その後、一時的にイタリア盤を持っていたが、当時は前作程に魅力を
感じなかった為に手放した。
それにも拘らず『キング・ユーロピアン・ロック・コレクション』の第 2回目で発売された時に
買ったのだが、何故なのかは思い出せない。
いま聴くと、これもなかなか素晴しい、と思うのだが、あまりにも洗練され過ぎている演奏や
露骨なぐらいにイタリアらしさを感じさせる他のグループと比べて物足りなさを感じた為だろう。
この 2枚の紙ジャケは24bit K2 でマスタリングされているので、非常に音質が良く、全体的に
音像が明確に感じる。
アンプのトーン・コントロールをキャンセルしてフラットで聴いてみると良いだろう。

Category: Europe

Polar Bear's Ear:Famous Albums Audition Description = 白熊の耳:定番音盤試聴記 ( 15 )

♪ 『白熊の耳:定番音盤試聴記』の15回目は、イタリアン・ロックの金字塔的アルバムとも
言うべき Premiata Forneria Marconi の世界進出記念作となった
Photos Of Ghosts” を選んだ。
これぞ誰もが納得の『定番』…個人的にも想い出深いアルバムだ。
多くの人がそうであったように、もしも、このアルバムと出逢っていなければ、これほどまでに
僕はイタリアン・ロック…いやユーロ・ロックに興味を持っていなかったかもしれない。
本作が発売された1973年を振り返ってみると…当時、高校3年生だった僕は、大学受験の
勉強はそっちのけでNHK の FM で知り合ったH さんと同じ高校でクラスは違ったが音楽仲間の
W君と音楽サークルの真似事をしていた。
狸小路 4丁目のエイト・ビルにあった YAMAHA の小ホールを借りてフイルム・コンサートを
開催したことがあり、その時に僕のコネクションで Warner‐Pioneer 札幌営業所に協力を
お願いしてもらい、未だ発売前だった何枚かのLPを聴かせたことがあった。
  その時に Flower Travellin' Band の ”Satori” と一緒に紹介したのが、新譜案内用の
コンピ盤から選んだ Captain Beyond の ”Bright Blue Tango” ( 2nd収録 ) と P.F.M
River Of Life” であった。
 尚、この新譜案内用のコンピ盤に収録されていた時の邦題が『人生の川』であり、実際に
発売された盤では『人生は川のようなもの』と変更されていた。
  それ以来、そのままCDにも引き継がれている。
まさに幻の邦題であった訳だが、この件について知らなかった人が多いのだろうか。
誰も触れていなかったので、自分が生き証人として書いておく。(爆)
  さて、”River Of Life” の叙情的なサウンドに完璧に魅了されてしまった僕は、この後に
オリジナルのイタリア・ヴァージョンの方が遥かに素晴しい、ということを雑誌等で知り、何とか
入手したいものだ、と切実に思うようになった。
言うまでもなく、そのアルバムとは ”Storia Di Un Minuto” と ”Per  Un Amico” を指す。
この2枚については別の機会に書くことにしよう。

  20080120220848.jpg  20080120221210.jpg
 ♭Premiata Forneria Marconi / Photos Of Ghosts  ( '73 )
   ● Uk ; Manticore / Kinnie  ANTI‐2003 K‐43502  
    Ita ; Manticore ‐Numero Uno / RCA Italiana   DZSLN‐55661
     Ger ; Manticore / Ariola  86.932 IT

  20080120221036.jpg20080120220936.jpg
  Us ; Manticore / Atlantic  MC‐66668

  20080120220811.jpg   20080120220142.jpg
  Jap ; Manticore / Warner‐Pioneer    P‐8383M 
 ○ Jap ; Manticore / Victor Entertainment    VICP‐63228    ( K2HD )

♪  実は国内盤の内ジャケが英オリジナル盤と異なる、という話は御存知だろうが、イタリア盤は
英盤と同じ仕様で、国内盤は米盤の仕様に準拠したものとなっていた。
個人的にはメンバーの写真よりも木の葉のイラストが描かれていた英盤やイタリア盤の方に
愛着を感じる。
アナログ盤で入手するのであれば僕は迷わず ANTI‐2003 のカタログ番号の盤を高くても
入手することを薦める。
あるいはイタリア盤 ( シングル・ジャケの2nd プレスがあるので要注意のこと ) でも良いだろう。
CDの場合は・・・できれば現行の K2HD  盤が音質的にも優れている、と思う。
ジャケは国内盤を復刻したものなのでイマイチだが。(苦笑)
  とにかく、本当の意味で ”Photos Of Ghosts” は『定番中の定番』だろう。

Category: Europe

Polar Bear's Ear:Famous Albums Audition Description = 白熊の耳:定番音盤試聴記 ( 14 )

 ♪ 『白熊の耳:定番音盤試聴記』の14回目は番外編の第2弾ということで、イタリアから
超有名グループ New Trolls を選んでみた。
 ただし、白熊的には”Concerto Grosso Per I ” は間違っても選ばないぞ。(笑)
確かに名盤かもしれないけれど、実は A 面よりも B 面の方が好きな人なので、ここは必殺の
UT ” が選ばれて当然だろう。 


   20080119212725.jpg20080119212659.jpg

  20080119212836.jpg   20080119213546.jpg
 New Trolls / UT     ( '72 )
     Ita ; Cetra / Fonit‐Cetra    LPX‐20
         Jap ; Seven Seas ( Cetra ) / King    GFX‐2050  ( '78 )

 ○ Jap ; Arcangelo / Disk Union   ARC‐7064   ( '04 )  
♪ このアルバムと出逢ったのは、僕が19歳か20歳の時だから1974年か75年ということになる。
あれから32年の歳月が経ってしまったのか。道理で歳をとった筈だ。(苦笑)
当時には未だ『キング・ユーロピアン・ロック・コレクション』はない。
このシリーズが登場するのは、記憶違いでなければ78年頃で、”Fool's Mate” の編集長だった
故 北村昌史君やたかみひろし氏の尽力によって実現したものだ。
このシリーズに登場したレコードの多くは、既に僕が知っていたものが多く、たとえ輸入盤で
持っていても、ある種の珍しさから買ったものも結構あった。
  しかしながら、僕は普通にロックが好きなだけでコレクターじゃなかったので、流石に某誌の
カタログ本に載るようなイタリアの超廃盤クラスのLPは持っていなかった為に、このシリーズで
発売された Il Paese Dei Balocchi や Triade とか Raccomandata Ricevuta Ritorno 等は
キング・ユーロピアン・ロック・コレクション』で入手して聴いたものだ。
  好奇心からオリジナル盤と国内盤の聴き比べをしてみた結果、天と地ほどの違いもある
音質の差に愕然としたことが、いまとなっては懐かしい想い出だ。(笑)

♪ アルバムによっては猫の目にようにコロコロと方向性が異なることから、New Trolls
サウンドは掴みづらい傾向にあるかもしれない。
Concerto Grosso Per I ” のように美しいサウンドとへヴィーなサウンドが同居しているかと
思えば、本作のようにイタリアン・ハード・ロック・アルバムとも言うべきものもある。
僕は彼等のアルバムのすべてが好きではない。
  例えば”NT Atomic System” や "Tempi Dispari" 等は聴く機会が極端に少ない・・・というか
聴かない、と言った方が良いだろう。
この”UT ”や ”Concerto Grosso Per I ” とか Osanna の ”Palepoli” からイタリアの
ロックを本格的に聴き始めたことも関係があるのかもしれない。
へヴィー・サウンド一辺倒ではなく、時折、哀愁を帯びたメロディーにヴォーカルが絡んでくる
辺りは、これぞイタリアならではの叙情性、という感じを充分に抱かせてくれる。
このアルバムに対する僕の熱い想いは32年前と何ひとつ変わらない・・・

Category: Europe

Polar Bear's Ear:Famous Albums Audition Description = 白熊の耳:定番音盤試聴記 ( 13 )

♪   流石に13回目ともなると、この『定番』という条件がじわじわと真綿で首を絞められるように
厳しくなってくる。( ←自業自得 )   
これはブリティッシュ・ロックが好きなら知っているでしょう・・・ Illusion に決定 !! 
2枚とも大好きなので、どちらかを選べと言われても困る。
 だから、2枚とも選んだ。 (笑)

  20080118142901.jpg   20080118142931.jpg  
 Illusion / Out Of The Mist Mist   ( '77 )
     Uk ; Island / EMI    ILPS‐9489
         Jap ; Island / Toshiba-EMI ILS‐80856    邦題:
醒めた炎
  ○ Jap ; Island / Universal   UICY‐9539  ( '05 )   

   Ilussion-Self.jpg
  ♭Illusion / Self Titled   ( '78 )
    Uk ; Island / EMI   ILPS‐9519
         Jap ; Island / Toshiba‐EMI    ILS‐81098  邦題:
幻想の翼
   ○ Jap ; Island / Universal    UICY‐9540  ( '05 ) 

♪ 本当は75年に発表された Armageddon も取り上げるべきなのだろうが、ここまでやると
今度は Steamhammmer にも触れなければならなくなるので割愛する。
Armageddon については別の機会にやりたい。
  さて、1st の”Out Of The Mist ” ( 『霧が晴れて』 ) の邦題が『醒めた炎』とは何故故に?
僕には原題の意味には彼等の苦難の道程が的確に表されている、と思うのだが、この邦題の
付け方ではせっかくの奥深い意味が台無しになってしまうだろう。
 2 枚のアルバムに収録された曲は、そのどれもが完成度が高く、よく構想が練られている、と
感じさせる。
まさに名盤…何も言うことはない。
  敢えて言うならば、”Face Of Yesterday” の再録ヴァージョンが収録されている、という点で
僅かに 2nd よりも1st の方が聴く機会が多いような気がする。
機会があれば、Renaissance の” Illusion   に収録されているオリジナル・ヴァージョンと
聴き比べてみることも楽しいのではないだろうか。

   Renaissance-Illusion-Fra.jpg 
  ♭Renaissance / Illusion    ( '71 )
      Fra ; Island / Phonogram   6339.017 (U) 
           Ger ; Island / Ariola   85.689 IT

   Renaissance-Illusion-Uk-a.jpg   Renaissance-Illusion-Uk-b.jpg
  ♭Renaissance / Illusion    ( '77 )
       Uk ; Island   HELP‐27

Category: United Kingdom

The Path Through The Inner Part In The Prog. Rock Field =プログレ奥の細道

♪ 今日は『白熊の耳:定番音盤試聴記』をひと休みして、怪しげな・・・新たなエントリーを
気分転換の為に立ち上げてみました。
題して『プログレ奥の細道』の始まり・・・

♪ まあ、平たく言ってしまうと、ここでは普通の手段では入手できない ( 店売りをしていない等 )
珍しい音盤を紹介しよう、という趣旨です。
別に持っているから自慢しよう、というものではありません。あ、多分だけどね・・・(自爆)
  もちろん、カタログ番号も併記しておくので、欲しいと思う人は是非とも入手できるように
頑張ってチャレンジしてみて下さい。可能であればの話だけど・・・
僕の場合は大して珍しい音盤を持っていないので、直ぐにネタ切れになることが確実ですから
今回の為に企画したエントリーも長く続かない筈なので御安心を。(苦笑)

 
   Ange-Live-a.jpg  Ange-Live-b.jpg

  Ange-Live-d.jpg   Ange-Live-e.jpg
  Ange-Live-c.jpg
  Ange / Un P'tit Tour Et Puis S'en Vont…    ( '95 )
       Fra ; ADN Music   ADN‐0195  ( 2CD )
                     ☆  Limited  1,000 Copies For Fan Club only Issued

♪ 
このCDを本当に紹介しても良いものなのか、と躊躇っていた為にエントリーが遅れてしまった。
現在、僕の手元に残っている Ange のCDは、実はこれ1枚だけだ。
以前は Musea 盤のCDも随分と持っていたが、あまりの音質の酷さに耐えられなかったことや
引越しをする為に泣く泣くDUに処分してしまったからである。
それでも、このアルバムだけは処分せずに残しておいた。
いまでも Ange は好きだし、このアルバムは Live Album という点に於いても非常に内容が
優れている、と思うからだ。
オリジナル Ange  として最後のツアーを行ったものを録ったものであるが、これが違う場所で
行われたものなのか、と信じられない程のハイ・クオリティーであり、当時のコンサートの流れを
自然に再現しているものである。
  ただ残念なことは、これは何でもF.C 向けに制作された1,000枚プレスの超限定盤とのこと。
当然、これは店では買えない CD であり、F.C に入会していた唯一の日本人のM君が個人で
19 枚だけ輸入したものを好意で譲っていただいた、というのが経緯である。
まさに他力本願パワー全開だな。(笑)
  そういえば、ググっていたら某Blogで既に紹介されていたが、辺境ものにまで手を出す程の
Pグレ者だった。もしかしたら、何処かのレコード店で顔を合わせていた可能性があるかも。(爆)
  さて、このCDを入手できる可能性は・・・すいません、現在では不可能かもしれない。
だいいち、オークション・サイトに出てきた形跡が皆無と言っても良いぐらいであるからだ。
  ただし、このCDの内容が別々の仕様で発売されているので、こちらであれば未だ入手が
可能かもしれない。
  とはいえ、既に発売されてから12年が経っているので微妙かな。


  20080117223626.jpg  20080117223809.jpg
     Ange / Rideau !     ( '95 )     ( L )
         Fra ; Philips / Polyrgam     8805-2

     ♭ Ange / A ... Dieu !     ( '956)     ( R )
         Fra ; ADN Music /SM.Compagnie    WM 331-992 005

Category: Europe

Polar Bear's Ear:Famous Albums Audition Description = 白熊の耳:定番音盤試聴記 ( 12 )

♪ もういい加減にしろ!という声が聞こえてきそうな 『白熊の耳:定番音盤試聴記』の12回目は
番外編的な意味合いでユーロ・ロックの『定番』から選んでみた。
中堅的ポジションに位置しながらも、比較的知名度がある、というオランダのグループ・・・
すぐに Trace のことだろう、と判った人は流石だ。
3枚のアルバムは、それぞれに捨て難い魅力がある為、今回は3枚とも選んだ。(笑)

  Trace-Self-Uk-a.jpg   Trace-Self-Uk-b.jpg

  ♭ Trace / Self Titled    ( '74 )
       Uk ; Vertigo / Phonogram  6360.852

  Trace-Self-NL-a.jpg  Trace-Self-Us.jpg
  NL; Philips / Phonogram  6413.505    ( L )
    Ger ; Vertigo / Phonogram  6423.275
    Us ; Sire / ABC   SASD‐7504      ( R )
Jap ; Philips / Nippon Phonogram     RJ‐7242   ( '77 )  邦題:『トレイスの魔術

 Trace-self-a.jpg
   Trace-self-b.jpg
  Jap ; Arcàngelo / Disk Union    ARC‐7011   邦題:『トレースの魔術

♪ これは…というかTrace はリアルタイムで聴いている。
発売当時、札幌の狸小路 4丁目にあったエイト・ビル1Fの YAMAHA ( 現在はビルも無い ) に
新譜として入荷してきた英盤を Fruupp の”Modern Masquarade” ( これも英盤 ) と一緒に
買った。
このTrace 1st は聴いた瞬間に気に入ったが、Fruupp の方はあまり気に入らなかったな。
Fruupp は”The Prince Of Heaven's Eyes”の方が好きだし、”Modern  Masquarade” は
未だに好きになれない。
当時、”Rock The Nation” ( このタイトルにピンときた人はマニアです ) という零細ミニコミ誌を
発刊していた僕は、この 2枚を新着輸入盤のコーナーで絶賛して紹介したのだが、もう一人の
レヴュワーであった後藤秀樹君は『ロックの面白味に欠ける』と本作に於ける弱点を的確に
指摘していた。
流石だよなあ、こういう鋭い洞察力があったからこそ、”Strange Days”で記事を書き、CDの
ライナーを書いてゆけるのだろうね。
  まあ、確かにロックの面白味には欠ける、とは認めるが、僕は Rick Van Der Linden
キーボード・プレイが好きなので、この音盤は未だに気に入っている。
  だって、後にオランダ盤で買い直したぐらいだからね。(笑)

 Trace-Birds-NL.jpg   Trace-Bireds-Reissue.jpg
   ♭Trace / Birds  ( '75 )
        NL ; Philips / Phonogram    6413.080   ( L )
             Jap ; Philips / Nippon Phonogram   RJ‐7164 ( '76 ) 邦題:『鳥人王国
          BT‐5193   ( R )   写真は再発盤 ( BT‐5193 )

   Trace-Birds-Us-a.jpg
   Trace-Birds-Us-b.jpg  
  Us ; Sire / ABC  SASD‐7514
 
Jap ; Arcàngelo / Disk Union    ARC‐7012   邦題:『鳥人王国

 Trace-Birds-Inlay.jpg
 ← オランダ盤のみリヴァーシブル・カード

♪ これは国内初回盤 ( RJ‐7164 ) が発売された時に、懇意にしていたレコード店の I さんから
見本盤 ( いまはプロモ盤と呼ぶのか) をもらった。後に渋谷のCISCOでオランダ盤を買ったが。
まずジャケを見てオリジナル盤との違いに愕然とし、帯に『解説 たかみひろし』とあったので
少し嫌な予感がしたが、中を見て更に吃驚 !!
この解説って手抜きじゃん、と突っ込みを入れたくなったのだ。
  だってね、”Rockadom” という雑誌の『たかみひろしのらいなあのひとつ』に載っていた
解説と一字一句違わずに転用されていたのだからね。
伊藤正則の Taï Phong1st の解説も同誌から転用されたものだったが。(爆)
  さて、一般的には本作が彼等の最高傑作として認められているが、前作での弱点であった
『ロックの面白味に欠ける』という部分を克服した、という点に関しては僕も同意できる。
  しかしながら、クラシカルな部分が大幅に減少した点では面白味に欠ける、と僕は思う。
コンセプト形式のアルバムである故に、Pグレ者には受けが良いのか。
  あるいはダイ・カット仕様の変形ジャケが気に入られたのかも。(激爆)
ジャケに使われたリヴァーシブル・カードの裏側に描かれたコミックで物語の流れが解るような
仕組みになっているが、これは言い換えるならば、物語の展開がサウンドを聴くよりも先に
解ってしまう為に新鮮味に欠ける、という脆弱さを併せ持っている。
  従って、この点が本作での弱点とも言えるだろう。
まあ、プログレ等と変に力まずに聴けるのが良い点かもしれないし、これは肩の力を抜いて
サラリと聴き流せてしまう取っ付きやすさがあるだろう。(笑)
    尚、米盤は A 面と B 面が入れ替えられて収録されていた。

 20080117090421.jpg     20080117011252.jpg

  ♭ Rick Van Der Linden & Trace / The White Ladies  ( '77 )
   NL ; Vertigo / Phonogram   6360.855
            Ger ; RCA / Ariola   PPL.1‐8125 (
26.21815‐AO )
            Jap ; Vertigo / Nippon Phonogram   RJ‐7288  ( '77 )
                                                                           邦題:『ホワイト・レディース

 20080117011424.jpg20080117011406.jpg
   Jap ; Arcàngelo / Disk Union    ARC‐7013   邦題:『ホワイト・レディース

Category: Europe

Polar Bear's Ear:Famous Albums Audition Description = 白熊の耳:定番音盤試聴記 ( 11 )

♪ まだまだしつこく続く『白熊の耳:定番音盤試聴記』の11回目は、British Underground
超大物グループ Van Der Graaf Generator が遂に登場 !!
 
 20080115002817.jpg
   20080115002915.jpg   20080115003347.jpg
 Van Der Graaf Generator / Godbluff  ( '75 )
    Uk ; Charisma / Phonogram    CAS‐1109          

    20080115131345.jpg   20080115131434.jpg
    Jap ; Charisma / Nippon Phonogram   RJ‐7091  ( '76 )   ( L )
     ○ Jap ; Charisma / Toshiba‐EMI    VJCP‐68761     ( '05 )   ( R )

♪ 
日本でも Van Der Graaf Generator のアルバムが国内盤として発売されるようになった
記念すべき第1弾が、本作”Godbluff” であったように思う。
これ以前のアルバムはリアルタイムでは発売されておらず、僕自身は英国盤や米国盤を
持っていた友人や以前にも紹介したI さんから LPを借りて聴いたことが V.D.G.G の不思議な
魅力に引き込まれる契機となった、と思う。
僕の記憶力が確かであれば、”The Least We Can Do Is Wave To Each Other ” の米盤
( Probe / abc ) が初めて聴いた彼等の音盤であった筈だ。
その次あたりに”H To He Who Am The Only One” ( Charisma / B&C ) の英盤を聴いた筈。
従って、比較的古くから聴いていた方であると思うが、決してPグレ者でもマニアでもない。
  ちなみに原題の『水素からヘリウムになるのはひとつ』という意味から考えると、紙ジャケの
邦題である『天地創造』よりも、むしろLP発売時の『核融合』の方が意味としては近いだろう。
  話を ”Godbluff” に戻すが、これは発売当時に札幌駅前にある東急百貨店内の山野楽器で
エサ箱に入っていたものを¥1,000で買った。
いまはジャンク品と呼ぶらしいが、盤の端が判らない程度に欠けていた英国盤を見つけてレジへ
持って行ったことが懐かしい。(笑)
この時に一緒に買ったのが、Zao / Osiris とか目玉が描かれていた不気味なジャケに何故か
惹かれた Eldon じゃなかったかな。
既にユーロ・ロックも雑誌で紹介される以前から自分の耳を頼りにして聴いていたからね。
雑誌なんていい加減なことばかり書かれているものだ、と実感していたし。(爆)
 
さて、その時の印象であるが、これは最初の曲で即KOだったね。
それは現在も何ひとつ変わらない・・・久しぶりに引っ張り出して聴いてみて実感した。
決してテクニカルではないのに鋭く切れ込んでくるリズム、心に響いてくるヴォーカル・・・
すべてが初めて聴いた時と何も変わらない、という印象だったのだ。
  いや、リマスターされた恩恵なのか、むしろ音像が鮮明になった感がある。
紙ジャケの完成度も申し分ないからね、これは必携アルバムだろう。
  尚、下記に挙げたDVDも推薦しておく。持っている人も多いとは思うが。(笑)

  20080115132145.jpg   20080115132234.jpg
 ♭Van Der Graaf Generator / Godbluff Live 1975 ( '03 )
    ◎ Jap ; Arcàngelo / Disk Union
  ARDV‐1012

Category: United Kingdom

Polar Bear's Ear:Famous Albums Audition Description = 白熊の耳:定番音盤試聴記 ( 10 )

♪ 遂に10回目を迎えた長寿企画シリーズの『白熊の耳:定番音盤試聴記』だが、今日は
少しだけ力を抜いて ( いつも抜いているが=自爆 ) 極上のブリティッシュ・ポップ・アルバムの
中から、という基準で選んでみることにしよう。
  ということで、Kestrel 唯一のアルバムに決定 !!
   

 20080114114131.jpg
 Kestrel / Self Titled   ( '74 )
   Uk ; Cube / Decca   HIFLY‐19

  Kestrel-Self-a.jpg   Kestrel-Self-b.jpg
  Jap ; Cube / Victor Entertainment    VICP‐61402  ( '01 )

♪ おそらく、ブリティッシュ・ロック好きならば、まさに本作は『定番中の定番』の筈だ。
僕は年に数回は聴いているぐらいに気に入っている。
残念ながら、LP時代には国内盤で発売されることは無かったが、本格的にCDが音楽を聴く
媒体として受け容れられる時代にシフト・チェンジしてからは、何と3回もCD化されている。
ご存知のように、初CD化はテイチクの『ブリティッシュ・プログレ・シリーズ』で、この後も
カタログ番号を変更した廉価盤で再発されていた。それなりのセールスがあったのだろう。(笑)
  ただし、このCDはマスター・テープからではなく、コレクター数名から借りたLPから音源を
作成した、という話を聞いている。
一応レーザー・ターンテーブルで再生したものを使用したらしいのだが、どうも全体的に音域が
狭い感じを否めない残念な結果であった。
おまけに盤の材質が原因なのか、あるいはインクに問題があったのかは判らないが、CDが
再生不可になった、という有難くない話があるようだ。
  更に Castle 音源を獲得したヴィクターからは紙ジャケで復刻され、こちらは 20bit K2 での
リマスターで音質が飛躍的に向上している。
  ただし、紙ジャケの完成度という点では?な部分がある。
何で E式ではなく A式で作ったのかね。
  さて、本作は職人集団が集まって制作した、という印象が強い。
ヴォーカルが弱い、という感じは多少はあるものの、全体のバランスを考えると、決して酷い
レヴェルではなく、むしろ没個性的な面が巧く噛み合っているように思える。
74年という激動のブリティッシュ・ロック・シーンで発表された為なのか、いまいちセールス的に
結びつかずに苦戦を強いられたアルバムであるが、これは最初から最後の曲に至るまで
極上のブリティッシュ・ポップが凝縮された裏名盤だ、と僕は思う。
間違ってもPグレのカテゴリーだけで語って欲しくない・・・そんな1枚じゃないだろうか。

Category: United Kingdom

Polar Bear's Ear:Famous Albums Audition Description = 白熊の耳:定番音盤試聴記 ( 9 )

♪ 『白熊の耳:定番音盤試聴記』も数えること 9回目となり、いよいよ佳境に入ってきた。
正直なところ、『定番』という縛りを設けて音盤を選定することが、こんなにも難しいもの、とは
思っていなかった。
ただの思いつきで企画をするものじゃない、と実感させられた。
くれぐれも Blog の記事は計画的に。(苦笑)
  さて、今日も Steve Winwood 関連作でゆくことにしよう。(←まったく懲りていないバカ)
Blind Faith も良いのだけど、ここは60年代まで遡って The Spencer Davis Group
アルバムから選んでみた。
  となると・・・もう、これしかないでしょう的な音盤・・・

 20080113220533.jpg  20080113220619.jpg
 The Spencer Davis Group / Autumn '66   ( '66 )
    ● Uk ; Fontana   TL‐5359
    
20080113222607.jpg
  ♭The Spencer Davis Group / Autumn '66  + 8  
    ○ Jap ; Fontana / Universal    UICY‐93175

♪ 
このアルバムを聴く時は、できればアンプの出力セレクターを monophonic の位置に
セットしよう。
  やはり、mono のアルバムを stereo で聴くと相当に違和感があるからね。
う~ん、CDだとLPに比べてダイナミックさに欠ける感じがするけれど、それでも mono で聴くと
何となく60年代の雰囲気を感じられるのが良いね。多分、気のせいだろうけれど・・・(笑)
  僕が The Spencer Davis Group のLPを実際に聴いたのはリアルタイムではなく、確か
72年か73年頃に地元の NHK‐FM の番組に出た時に知り合ったH さん ( 僕より 2歳年上 ) に
The Spencer Davis Group Album( Jap ; Philips / Nippon Victor   SFL‐7333 )
借りて聴いたのが最初だった、と思う。
この当時は未だ主流だった日本独自のジャケ・デザインによる国内盤で、いまとなっては
コレクターなら欲しい1枚じゃないだろうか。
Gimme Some Lovin' のヴァージョンが英国と米国で違うことも教えてもらったが、その時は
未だ判る筈がなかった。17のガキには判るようなサウンドじゃなかった、ということだね。(爆)
  それにしても、Steve Winwood ってませたガキ・・・あ、違ったな。本当に天才だったんだね。
このアルバムを聴いていると、本当に実感させられる。
渋い・・・渋過ぎるよ、Steve Winwood

↓ こちらで詳しくチェックしてちょうだいな。
    
All About Steve Winwood
         http://www.stevewinwood.info/

  20080113221126.jpg  20080113223233.jpg
 ♭The Spencer Davis Group / Gimme Some Lovin'   ( '67 )
    ● Us ; United Artists    UAL‐3578 ( Mono )

  
20080113221209.jpg  20080113223422.jpg
 ♭The Spencer Davis Group / Gimme Some Lovin'   ( '67 )   ( L )
   ● Us ; United Artists    UAS‐6578 ( Stereo )
 ♭The Spencer Davis Group / The Best Of The Spencer Davis Group ( '68 )   ( R )
   ● Uk ; Island    ILP‐970 / ILPS‐9170  ( Mono / Stereo )
 

Category: United Kingdom

Polar Bear's Ear:Famous Albums Audition Description = 白熊の耳:定番音盤試聴記 ( 8 )

♪  しつこく続いている『白熊の耳:定番音盤試聴記』の第 8回目は、、Pグレ者御用達の
定番中の定番とも言うべき音盤である ”McDonald And Giles” を選んでみた。
  本来であれば King Crimson の ”In The Court Of The Crimson Kingを選ぶのが
順当なところのだろうが、昨日にエントリーした Traffic の関連作でもある、という理由の方が
優ったので、こちらを選んだ。
確かに King Crimson はロック史上に残るグループであるので、いずれ取り上げることにする。
  ただし、予め断っておくけれど、白熊的には ”In The Court Of The Crimson King” を
選ぶことは間違ってもない、と思う。(笑)

20080112214349.jpg
McDonald And Giles / Self Titled  ( '70 )
   ● Uk ; EG / Island     ILPS‐9126

 20080112221646.jpg20080112221723.jpg
 ● Us ; Cotillion / Atlantic    SD‐9042
      Jap ; Atlantic / Warmer Bros.‐Pioneer   P‐8034 A 
                                                   帯は2nd プレス以降のもの

 20080112231717.jpg20080112231727.jpg
 ○ Jap ; Atlantic / East West Japan  ( Distributed By  Warmer Music Japan )
                                   AMCY‐2729   ( HDCD )
     特典帯は飽くまでイメージ

♪  もしも、1970年に King Crimson の分裂がなかったら、ブリティッシュ・ロック・シーンは
現在と違った形態を呈していたのだろうか?
そんな考えが脳裏を掠めた。
  そしてMcDonald And Giles というデュオも生まれなかったかもしれない。
King Crimson との決裂にいたる経緯は、伊藤秀世氏の解説に詳しく書かれているので
省略することにするが、不足している分については海外のサイトから情報を得ると良いだろう。

♪ このアルバムと僕が最初に出逢ったのは、例によってワーナー・ブラザーズ・パイオニアから
発売された国内盤だった。
確か時期的にも”Rock Age”の花帯が付けられていた盤だったように思うが、何しろ、遥か
37年以上前のことなので、既に記憶が忘却の彼方・・・
という訳で記憶が曖昧な点をお許しいただければと思う。(爆)
 もちろん、King Crimson の元メンバー…それも重要なポジションにいた2人が組んだ
初めてのアルバムだ。
これだけでも買い確定な訳だけど、何と!更に大好きな Steve Winwood がキーボードで
参加している、となれば、これは絶対に買うしかない!と。
少ない小遣いを手に握り締めながら、意気揚々と行きつけのレコード店へ買いに行った次第。
僕は小生意気なロック小僧でしたからね。
  やっぱりね、この国内盤は音質が良くなかったなあ。
買った当時は判らなかったけれど、後に英 Island 盤 ( 流石に Pink‐ i ではなかったが ) を
入手して聴いてみて、あら吃驚 ! ! ! ! と ! が 4つは付くぐらいの音質の差に愕然とした。(爆)
CDも同様で、この紙ジャケ( 札幌の某店に入荷した奇跡のデッド・ストック品を定価で入手 )は
従来のCDと比べれば多少はマシだけど、同じ HDCD でも Virgin 盤の方が優れているからね。
  まあ、これは好みの問題だろうけれど、僕はLPの頃から米盤よりも英盤の音の方が圧倒的に
好きだったし、ヨーロッパ盤も国によって違いがあって面白かった。
  話題転換・・・
各曲についても省略。(マテ ああだ幸田未来・・・じゃなかった・・・こうだと書くのも嫌だからね。
  ただ、これだけの技巧派の面子が揃って制作されたことは奇跡だ、と思う。
僕には King Crimson の分裂がなかったら、この傑作アルバムが産み落とされることは
無かったような気がした。
  70年代ロック・シーンの奇跡・・・そして、永遠に輝き続けている彼等の唯一のアルバムだ。
言葉は要らない。
ただ黙って聴くことが至福の瞬間を約束してくれる切符なのだから・・・

Category: United Kingdom

Polar Bear's Ear:Famous Albums Audition Description = 白熊の耳:定番音盤試聴記 ( 7 )

♪ 『 白熊の耳:定番音盤試聴記 』も第 7回目・・・つまり今日で 1週間連続で同じ企画を
エントリーし続けていることになる。
飽きっぽい性格の割には随分と長続きをしている企画だな。
  というか、ただ『定番』という名の下に手抜きをしているだけのような気が。(コラ
おまけに何だか息が詰まりそうな感じなんだよね、『定番』というやつは。
この企画の為に何を選ぼうかな、と棚に収まっているCDを見ていて思ったのだが、大体にして
人生そのものが Outside なんだから、当然の如く音盤もメイン・ストリームから逸れたものを
好んで聴いてきたことが多かったな、と今更ながらに気が付いたりして。(苦笑)
  さて、アメリカも飽きてきたので、再びブリティッシュ・ロックに戻って選んでみよう。
ここは Traffic が相応しいかな。( ←まるで根拠がない発言だが )
彼等の数ある傑作アルバムから何を選ぼうか、と迷いながらも選んだのが、70年に発表された
John Balycorn Must Die” だ ! !
 
 20080111132509.jpg20080111132600.jpg
 Traffic / John Balycorn Must Die ( '70 )
      Uk ; Island   ILPS‐9116

 
20080111132911.jpg   20080111132247.jpg
  Us ; United Artists      UAS‐5504   ( L )
     Jap ; Island / Nippon Phonogram   SFX‐7205  ( R )
 
 
20080111133846.jpg20080111133904.jpg
 ♭Traffic / John Balycorn Must Die + 4   ( '03 )
     
Jap ; Island / Universal    UICY‐9273

♪  Jim Capaldi刻むようなドラムスのリズムに導かれるかのように Steve Winwood が弾く
カッコいいピアノとオルガンの音色に絡み合うような Chris Wood のジャージーな管楽器が
聴こえてくる ”Glad” で不覚にも心を鷲掴みにされたかと思うや、今度は ”Freedom Rider” で
決定的にKOされてしまう。
  本作は彼等のアルバムの中でも少し異色な作品であると思うが、理屈抜きにカッコいい!と
感じさせてくれる佳作だろう。
サイケデリックな ”Dear Mr.Fantasy” の方が一般的な意味での『定番』に相応しい音盤には
違いないが、そこは飽くまで白熊的な 『定番』の解釈、ということで勘弁願いたい。(笑)
  まず最初に聴く時はボートラの 4曲を外して、できればオリジナル・フォーマットのLP形式で
聴くつもりで楽しんでもらいたい。
  何故ならば、本作が最初の曲である ”Glad” に始まり、 最終曲の ”Every Mothers Son” で
見事に完結している音盤 ( 敢えて作品と呼ぼう ) であることが判る筈だから。
それを理解したうえで、今度はボートラを聴いてみると良いかもしれない。
  いや、そうすることが望ましい聴き方なのだ、と感じさせる重厚な作品である、と思う。

Category: United Kingdom

Polar Bear's Ear:Famous Albums Audition Description = 白熊の耳:定番音盤試聴記 ( 6 )

♪ 性懲りもなく『白熊の耳:定番音盤試聴記』の第 6回目をやります。いつまで続く?
前回が『鋼鉄の蝶』ならば、今回は『ヴァニラ・ファッジ』と来るのが順当なところだろうが、そこは
捻くれ者がやっているBlogなので、今回はやらないぞ。
みんなが忘れた頃にやることにしたが、本人が忘れたら仕方ないね。(笑)
  さて、今日の為に選んだ音盤は、これぞ『定番』というべき 1枚だろう。
70年代のアメリカン・ロック・シーンに燦然と輝く不朽の名作 ”Naked Song” を送り出した偉大な
キーボード・プレイヤーであり、SSW でもある Al Kooper だ ! !

  20080110224322.jpg   20080110224801.jpg
 Al Kooper / Naked Songs  ( '73 )
    Us;Columbia    KC‐31723    ( L )
   Jap ;CBS‐SONY   SOPL‐140  邦題:
赤心の歌
      Jap ; Sony Music / Sony Music Direct   MHCP‐597  ( R )

♪ 
古くからの活動暦がある Al Kooper であるが、僕が彼のことを知ることになった契機は
日本グモフォンから発売されていた The Blues Project の ”Live At The Town Hall”  の
国内盤を入手してからだった。
その頃には既に彼は B,S & T を脱退していて、何枚かソロ・アルバムやセッション・アルバムの
草分け的存在として有名な”Super Session” を発表していたように思う。
結論を述べるならば、ロック的な面白さを感じたい人には本作は向かないだろう。
そういう人であれば、”New York City ( You 're  A Woman )” の方が遥かに楽しめる、と
僕は確信している。
白状をしてしまうと、実は僕自身もLPではこのアルバムを入手していない。
  少なくとも、国内盤として2回は発売されていた筈であるが、何となく敷居が高く感じられた為に
入手することがなかったのだろう、と当時を振り返ってみて気が付いた。(笑)
  おそらく、2005年2月に SONY Music Direct が再度の紙ジャケ化を実現しなかったならば
入手することがなかったかもしれない。
そうはいえ、歌ものが好きな人ならば聴くべき音盤だろうし、そうでない人も聴いてみる価値は
充分にある筈だ。
  Al Kooper のアルバムが復刻されているのは日本だけだという。
本国では紙ジャケはおろかCDでさえ復刻されていない、という話には驚いたが。何でだろう?
このアルバムについて多くのBlogで語られることといえば、CMでも使われた ”Jolie” のことだ。
実際、僕も名曲だ、という点では異論がないものの、Free Soul 云々という低次元では語って
欲しくないんだよね。
この曲を聴くのが目的ならば、国内盤の編集盤を入手すれば充分だろうからね。(爆)
  さて、本作のアルバム・タイトルが”Naked Songs” であり、国内盤の発売時から邦題が
赤心の歌』となっているが、実際に聴いてみると納得できるから凄いよなあ。(笑)
意味どおりに訳すれば『ありのままの歌集』というものだからねえ・・・まあ、適訳だろうね。
買うならば紙ジャケで、それも MHCP‐597 のカタログ番号の方を薦める。
 
ただし、既に完売状態で入手が難しくなっているようだが、苦労をしてでも入手する価値が
絶大にある音盤なので頑張って欲しい。
  とりあえず、プラケース仕様では再発売 ( 何回目だ?) されているので入手可能だが。

Polar Bear's Ear:Famous Albums Audition Description = 白熊の耳:定番音盤試聴記 ( 5 )

 ♪ 『白熊の耳:定番音盤試聴記』も遂に第5回目を迎えた。
こんな思い付きの企画にズルズルと・・・あ、いや快く付き合ってくれた心優しい皆さんに多大な
感謝をしなくては罰が当たるというものだ。未だ続くけれど。(笑)
  さて、今回は昨日に引き続きアメリカン・サイケデリック期に活躍した有名グループの音盤から
1枚を選んでみた。
現在も変わることなく、僕が Vanilla Fudge とともにフェイヴァリットに挙げるグループ・・・
夜の蝶・・・じゃなかった『鋼鉄の蝶』こと Iron Butterfly だ!

  iron_butterfly_metab.jpg20080109210231.jpg
  Iron Butterfly / Metamorphosis  ( '70 )
      Us ; Atco / Atlantic    SD33‐339
            Uk ; Atco / Polydor    2401.003
          Jap ; Atlantic / Nippon Grammophon   MT‐2042
                 邦題:
アイアン・バタフライの新しい世界
   Jap ; Atco / Victor Entertainment   VICW‐6005
                                                   Under Licence From W.M.J

♪ ただ、あのメガ・ヒット・アルバムを選ぶ程に僕は素直じゃないので、メンバー・チェンジ後に
発表された ”Iron Butterfly Live” を経て70年に発表されたスタジオ録音ということで、この
Metamorphosis” を選んだ。
日本グラモフォンから発売された国内初回盤は『アイアン・バタフライの新しい世界』という
邦題であったが、その後 Atlantic ( Atco や Cottillion のサブ・レーベルを含む ) の発売権が
ワーナー・ブラザーズ・パイオニアに移行して再発売された時に、原題が意味する通りに
変身』と改題された。
2006年4 月に W.M.J よりライセンスを貸与されてヴィクター・エンタティメントから発売された
紙ジャケの邦題も『変身』となっている。
個人的には『アイアン・バタフライの新しい世界』に想い出があるだけに寂しさを否めない。
確かに僕はサイケデリック感覚に溢れた ”In A Gadda Da Vida” も好きだが、前メンバーでの
編成で発表されたアルバムでは ”Heavy” も ”Ball” も好きだったりする。
  もちろん、抜群の選曲で構成されている ”Iron Butterfly Live” は当然だけど・・・って、結局は
Atco 発売されたアルバムは全部が好きってことだな。(爆)
  さて、本作は表ジャケに描かれた棺桶と夜明け象徴されるように、過去と現在・・・まさに
新メンバー編成での彼等の新しい世界への旅立ちを意味している・・・筈であったが、皮肉にも
短命に終わってしまった。
これは解説を書いた片山伸氏も触れていたが、本作はコンセプト・アルバムの形式を下敷きに
プログレッシヴなアプローチが成された傑作だ、と僕はずっと感じ続けていた。
それは現在も変わることがないのだ。
結果的にはセールスが振るわなかったアルバムとはいえ、70年代のロックを語る時に、僕は
この ”Metamorphosis”  を重要な音盤の内の 1枚として挙げたい。

Polar Bear's Ear:Famous Albums Audition Description = 白熊の耳:定番音盤試聴記 ( 4 )

♪ 『白熊の耳:定番音盤試聴記』 の第4回目は、60年代から70年代のアメリカン・ロックの
シーンを語る時に避けて通れない ( ←使い回しフレーズ作戦 ) 代表的なグループの登場だ。
  そう・・・The Byrds だ !
今回は1枚だけにするのが難しかったので、特別に 2枚を選んだ。
  では何故 1枚ではなく 2枚を選ぶ必要があったのか、ということだが、ひとつはアメリカの
サイケデリック期に於ける重要な位置を占めるアルバムである、という理由によるものだ。
  そして、残りはフォーク・ロック期に於ける金字塔的な音盤である、という理由からである。

  20080108141244.jpg   20080108141904.jpg
  The Byrds / Fifth Dimention   ( ' 66 )
        Us ; Columbia CL‐2549 / CS‐9349 ( Mono / Stereo )  ( L )
          Jap ; CBS‐SONY   SONP‐50267
    ○ Jap ; Sony Music / Sony Music Direct     MHCP‐68   ( R )

  20080108141354.jpg   20080108141548.jpg
 ♭The Byrds / Younger Than Yesterday   ( ' 67 )
   ● Us ; Columbia CL‐2642 / CS‐9442  ( Mono / Stereo )   ( L )
   Jap ; CBS‐SONY   SONP‐50306 
   ○ Jap ; Sony Music / Sony Music Direct   MHCP‐69    ( R )

♪ The Byrds のアルバムは、比較的早い段階で国内盤を通じて紹介されてきた。
  ただし、それはオリジナル・フォーマットの形ではなく、日本独自の編集盤という仕様での
紹介のされ方であった。
言うまでもなく、彼等のアルバムを始めて日本に紹介したのは日本コロムビアであり、その時の
編集盤というのが、ジャケに ”Younger Than Yesterday” を使いながら、収録曲の半分が
Fifth Dimention ” から選曲されている、というコレクター泣かせの1枚だ。
オリジナル・フォーマット仕様で国内盤のLPが発売されるようになったのは、Columbia
権利が CBS‐SONY に移行してからである。
  最初に述べたように ”Fifth Dimention” は、60年代という時期を象徴するサイケデリックな
感覚に満ちたアルバムだ。とにかくカッコいいのだ !!
  さて、”Younger Than Yesterday” は、Bob Dylan 作の”My Back Pages” の歌詞にある
一節からタイトルを拝借している、という話は有名だろう。
そのことからも判るように、”Younger Than Yesterday” の音楽的な方向性は、前作での
サイケデリックなロックから脱却したものであり、よりフォーク・ロック色が強くなっている。
ややポップなサウンドをチラつかせながらも、実は芯の太いロック・サウンドを展開している、と
僕は思うのだ。
あまり駄文を書き散らかしても仕方がないので、この辺で切り上げることにする。(笑)

Polar Bear's Ear:Famous Albums Audition Description = 白熊の耳:定番音盤試聴記 ( 3 )

♪ 白熊の耳:定番音盤試聴記』の第 3回目は、ブリティッシュ・ロックを語る上で絶対に
避けて通れない、という超大物グループ Jethro Tull の 2nd にして傑作アルバムである
Stand Up ” を選んでみた。これを知らないなんて抜かす人がいたら即刻退場ものです。
もうそれぐらい本当に定番なんですよ、この音盤は。
  
   20080107105450.jpg   20080107105419.jpg
  Jethro Tull / Stand Up    ( '69 )
        Uk ; Chrysalis / Island    ILPS‐9103 
     ○ Jap; Chrysalis / Toshiba‐EMI   TOCP‐65880 
                                                         ( Remaster With 4 Bonus Tracks )

   
20080107115905.jpg  20080107114709.jpg
    
  ● Us ; Reprise / Warner Bros. ‐Seven Arts   RS‐6360    ( L )
       Jap ; Reprise / Nippon Victor    SJET‐8180   ( R )

  
20080107121104.jpg
 ♭ Bouree b/w Fat Man
    ● Jap ; Reprise / Nippon Victor    JET‐1939 (S)

♪ 彼等についてもまた、この時期のグループと同様にリアルタイムで知っていたが、僕が実際に
LPを手に入れたのはワーナー・ブラザーズ・パイオニアから再発された盤であった。
どうせなら国内初回盤日本ヴィクター盤で買っておけば良かったよなあ・・・と後悔した。
  だってね、ちゃんとポップ・アップ仕様が再現されていながら定価¥1,750 だったからね。
偉いぞ!日本ヴィクター !!
実は再発盤もポップ・アップ仕様だったけれど、¥2,000 だったのだ。(←セコイ)
この際だから国内盤について記述しておくと、この日本ヴィクターワーナー・ブラザーズ・
パイオニア
の2社から発売されたのは米 Reprise 盤を基にしたものであった。
日本ヴィクター盤のレーベル盤面は米国盤と同じ蒸気船が採用されていたが、米国盤には
Chrysalis のレーベル・ロゴが入っていたのに対して、この日本ヴィクター盤には無い、という
点が唯一違うのである。これは飽くまでマニア向けのトリヴィアだけど。(笑) 1/08:追記
  しかし、この後に再発売されたキング盤は、英 Chrysalis 盤を基にしていながらも、無残にも
シングル・スリーヴ仕様という酷いものであった。
そういえば、東芝EMI に権利が移ってからは何故か "Stand Up" が再発売されなかったような
気がするな。流石に ”Acqualang” はシングル・スリーヴ仕様で再発売されていたが。 

その酷さに、思わず号泣・・・ 
内容については、いつもどおりに特別に書くこともない( だって定番なんだから ) から省略。
  ただ、今回は次の言葉を強調したい。Jethro Tull の音盤に駄作なし!と断言しておくぞ。

Category: United Kingdom

Polar Bear's Ear:Famous Albums Audition Description = 白熊の耳:定番音盤試聴記 ( 2 )

♪ 昨日に引き続き『白熊の耳:定番音盤試聴記』の第 2回目を書くことにする。
ついでに恥もかくことになるかも。(笑) 
一口に『定番』と言ってもなあ、人によって基準が違うので選定が難しい、というのが本音だ。
  例えば、Vertigo とか NeonDawn Harvest から発売された音盤というのは、まさに
自分の中では『定番』に位置するのだけど、一般的には違うのだろう、と思う。 
散々悩んだ挙句に決めたのが、女王様とお呼び…あ、違ったQueen だ。(爆)

 
   20080106224251.jpg   20080106224216.jpg
   ♭ Queen / Sheer Heart Attack  ( '74 )
       Uk ; EMI    EMC‐3061  ( L )
             Us ; Elektra / Wea    7E-1026
           Jap ; Elektra / Warner ‐Pioneer   P-8516E  ( R )

♪ 
僕は世代的に Queen  をリアル・タイムで知っているが、実はデビュー当初の彼等には
あまり良い印象をもっていなかった。
当時の某MLでの紹介のされ方がアイドル・グループ的なものであったことが大きい、と思う。
何しろ、捻くれ者のロック小僧としては、そんな女子供がキャアキャアと騒ぐようなグループに
興味が向く筈がなく、ふふんと鼻で笑っていたものだった。(←嫌な奴だな)
某Rッキン・Oンで大絶賛されていた” Queen Ⅱ” も同様であった。
  だって、僕はあの雑誌が大嫌いだったからね。未だに” Queen Ⅱ” は好きでないし。(笑)
  しかしである、この”Sheer Heart Attack ” を借りて聴いたことが契機となって、完全に
彼等を誤解していたことを恥じなければならなかったのである。
  いやあ、雑誌の影響力って恐ろしいねえ。もっと自分の耳を信用すべきだったな、と反省。
本作は正統派のブリティッシュ・ハードロックというだけでなく、オペラ的手法を借りながらも
良質なプログレへと昇華させた分岐点的な意味を持つ作品だ、と僕は思う。
それは次作の”A Night At The Opera” や ”A Day At The Races”へ引き継がれ、更なる
進化を展開していることでも判ることだろう。
アルバムで言うと、”News Of The World” 迄が僕の好きな Queen である。
  だから、これ以降のアルバムを聴こう、という気にはなれなかったし、レコード店で新譜を
見かけても食指が動くことはなかった。その思いは未だに変わらないだろうが。

Category: United Kingdom

Polar Bear's Ear:Famous Albums Audition Description = 白熊の耳:定番音盤試聴記 ( 1 )

♪ このタイトルを見るなり、また変てこな企画を始める気だな、と思ったあなた・・・はい、正解です。
  しかも、シリーズ化を目論んでいたりして。(爆)
この Blog を何度も訪問していただいている皆さんであれば、僕が正真正銘の捻くれ者なのは
承知の事実だろう。
ここで紹介している音盤を見ても、他の Blog で紹介しているような一般的に認知されている物が
極端に少ないことでも判る筈だ。
流石に辺境ものにまで手を出しているような真性Pグレ・マニアではないので、これでも僕なりに
比較的有名な音盤を選んでいるつもりである。(苦笑)
  では、いっそのこと『定番』とされている音盤を白熊流に紹介したら面白いかも、と思ったことが
スタート・ラインだった。
独断と偏見でメッタ切りに血祭りにあげて・・・いや、真面目に取り上げてみることにしようか。


♪ 最初に断っておくと、僕はブリティッシュ・ロックは好きだけど、決してプログレそのものが
好きな訳ではない。
   しかも、四大バンドと呼ばれているうちで好きなものが二つしかない、という有様だ。
それも、”Red”迄King Crimson と”Wish You Were Here” 迄の Pink Floyd という限定で。
ですから、当然の如く、Yes Emerson,Lake & Palmer 等のビッグ・ネームは大の苦手だ。
特に Yes はオリジナル英盤のLP も紙ジャケCDも買っていたが、聴いた瞬間に拒絶反応を
起こしたので売り払った。それも何度も・・・(←大バカ)
いまは辛うじて Emerson,Lake & Palmer の紙ジャケ( K2HD ) を持っているので、それでは
第1回目に取り上げようじゃないか、という不純な動機で選んでみた。(笑)

 20080105214936.jpg 
  Emerson Lake & Palmer / Self Titled ( '70 )
     Uk ; Island    ILPS‐9132
             Us ; Cottillion / Atlantic  SD‐9040
           Jap ; Atlantic / Warner Bros.‐Pioneer    P‐8033A


 ♪ 先に書いたように、僕は Emerson Lake & Palmer  が好きではない。(←断言)
何故、あれ程までに世間で評価されているのか理解できないし、過大評価だとさえ思っている。
名盤とされている”Tarkus”や”Pictures At An Exhibition ”等は聴いているうちに退屈で凄く
眠くなってしまうし、特に”Trilogy”以降は後期になるに従って拒絶反応の度合いが高くなる。
  しかし、実は初期のアルバムはリアル・タイムで聴いているので、その時は好んでいた筈。
おそらく、”Trilogy”が好き嫌いの分岐点的アルバムだったのかもしれない。
すべてのアルバムが駄目かというと、どんなものにでも例外があり、デビュー・アルバムだけは
未だに別格の音盤だ、と信じている。
最初に聴いた国内盤の音質が良ければ・・・もっと僕の中で評価が変わっていたかもしれない。
あまり知られていない話なのかもしれないが、実は当時 Island の発売権を保有していたのが
日本フォノグラムであったが、レコード店向けに配布していた新譜発売予定の紹介 LP には
僅か1曲ながらも If 等と一緒に曲が収録されており、当初は発売が予定されていたのである。
それまで The NiceCharisma ( この時は未だ Philips だったが )での2枚を発売していた
日本フォノグラムとしては、本来であればセールスがしやすかった筈である。
  何しろ、元 The NiceKeith EmersonKing CrimsonGreg Lake、それに
加えて元 Crazy World Of Arthur BrownAtomic Rooster という歴代のグループ
渡り歩いた
 Carl Palmer  と組んだスーパー・グループなのだ。
これで売れない筈がない、とさえ確信していたかどうかは想像の域を出ないが、ある程度の
数字が見込めるアルバムであったことは確かだろう。
   しかし、楽しみにしていた僕は、この日本フォノグラムから発売される筈だった国内盤を
永遠に手にすることができなかった。
 Island レーベルのロゴが入った幻の国内盤・・・当然、レーベルの盤面はピンクだった筈。(笑)
  結局、僕が手にした国内盤は、未だ発足したばかりのワーナー・ブラザーズ・パイオニアから
発売されたものであった。
とにかく音質が良くなかった、という記憶がある。
ここから再発された Iron ButterflyVanilla Fudge あるいは Led Zeppelin 等の
アルバムを日本グラモフォン盤と比較すると音質に差があり過ぎたのだ。
   おそらく、盤質とプレス工場の違いが影響している、と考えられる。
内容については今更書くこともないだろう。
とにかく、僕にとっては最初から最後までインパクト絶大の曲が収録されていた音盤であった。
  最後に紙ジャケについて・・・
音質に関してはK2HDなのでポイントが高いのであるが、パッケージとしてはジャケの復刻度が
酷過ぎるし、最低のレヴェルだね。
これならばプラケース仕様盤で充分じゃないかな、と怒りを抑えている。

Category: United Kingdom

The Ardent Reissue Wish List Of Japanese Miniture LP Sleeve,Selected By Poler Bear =白熊的紙ジャケ復刻熱望!:Part 3

♪ そろそろ飽きてきたのと正月も終わりなので、この企画は今回で終了します。
本当は紙ジャケで復刻して欲しい音盤が未だ多く残っているのだけど、あれもこれもと際限なく
挙げてゆくと、実現が難しいと判った段階で虚しさが残ってしまうので一旦終了にします。
前 2回はブリティッシュ・ロック編という基準だったので、今回はPグレ者お待ちかねの (?)
ユーロ・ロック編 + 番外編です。
以下、簡単にコメントしてゆく。

  Osanna-Suddance.jpg   Canarios-Ciclos-Sp.jpg

 Osanna / Suddance ( '78 )       ( L )
    Ita ; CBS / CBS‐Sugar S.82449
 ♭ Los Canarios / Ciclos ( '74 )    ( R )
    Spa ; Ariola / Ariola‐Eurodisc   87.905XD   

♪ 
イタリアではCD化されているが、どうせなら紙ジャケで発売して欲しい。
流石に時代の流れに逆らえなかったのかフュージョン色が見え隠れする音盤だが、そこは
Osanna なので普通のフュージョンで終わる筈がない。(笑)
ポップ・グループの Los Canarios が人の一生を四季に見立てて74年に発表した問題作。
突然変異的なプログレッシヴ色が前面に押し出されたトータル・コンセプト・アルバムは、まさに
スパニッシュ・ロックの基本アイテムだろう。
ブックレット付き、内袋再現の完璧な形での復刻を望む。

  20080104120610.jpg    20080104120855.jpg

 ♭Earth And Fire / To The World Of The Future  ( '77 )    ( L )
   ● NL ; Polydor   2925.033
 ♭Emmanuel Booz / Dans Quel État J'erre 
( '79 )  ( R )
   ● Fra ; Polydor   2393.259

♪ オランダの国宝級グループとも言うべき Earth And Fire の 4枚目にして最高傑作と
名高い”To The World Of The Future  ”が未だ発売されていないことが不思議だ。
流石にザリガニは要らないが、少なくとも本作から 4枚は必携アイテムだろう。
  そして、フランスからは Emmanuel Booz の最高傑作 ”Dans Quel État J'erre ” を
熱烈に希望するぞ。
未だに正規盤で CD化されていないとは情けない。これを発売せずに何を出す、というのだろう。

   20080104120059.jpg    20080104121821.jpg

  ♭ Captain Beyond / Self Titled ( '72 )     ( L )
    Us ; Capricorn / Warner Bros.  CP‐0105
  ♭ Airlord / Clockwork Revenge ( '77 )   ( R )
    Aus ; Infinity / Festival   L‐36286

♪ みんなが待ち望んでいる Captain Beyond の1st は 3Dジャケで復刻してよね。
あとリマスターは必須です。
   さて、オーストラリアからは Airlord の唯一作 ”Clockwork Revenge” を希望する。
やや Genesis からの影響を感じるものの、フォーク・ロック調の曲になると魅力爆発、という
不思議なグループだ。
かつてキングからもCD化されたが、これはリマスター&紙ジャケでお願い!!(爆)
実際にはニュージーランド出身のグループでしたね。 ( 1/09:追記 )

  Novalis-Konzerte.jpg   20080104233301.jpg

 ♭ Novalis / Konzerte ( '77 )    ( L )
    Ger ; Brain / Metronome   0060.065
 ♭ Cosmos Factory / Self Titled ( '73 )  ( R )
    Jap ; Merry Go Round / Nippon Columbia    YZ‐41‐N

♪ 
ドイツ本国で続々とリマスター盤が発売されているというのに、余計な感想文を付けて高い
価格設定をしている某Mに任せないで、これは Universal が紙ジャケで発売すべきだろう。
Novalis の中でも、これは傑作の部類に入る、と僕は思う。
   さて、日本が誇る Heavy Prog.Rock として海外でも有名な Cosmos Factory の1st を
是非とも紙ジャケで復刻して欲しい。
   ちなみに『トランシルヴァニアの古城』というタイトルはCD化の際に改題されたもので、LPで
発売された時のオリジナル・タイトルは『コスモス・ファクトリー』なので間違えないように。(笑)

The Ardent Reissue Wish List Of Japanese Miniture LP Sleeve,Selected By Poler Bear =白熊的紙ジャケ復刻熱望!:Part 2

♪ 早速昨日の続きを…

  20080102225126.jpg   20080102225327.jpg

  Clouds / Watercolour Days    ( '71 )       ( L )
      Uk ; Chrysalis / Island   ILPS‐9151 
 ♭ Deep Feeling / Self Titled        ( '71 )       ( R )
      Uk ; DJM / Pye   DJLPS‐419


♪ 実はハモンド・オルガンの特集をやる筈だったが、結局は企画倒れになってしまい、そのまま
未紹介になっていたのが、この Clouds の 2nd ”Watercolour Days” だ。
前作の”Scrapbook” が英国特有の皮肉を込めたユーモアを混ぜながら物語が進行してゆく
トータル・コンセプト・アルバムであったのに対し、そのタイトルが示唆するように、あたかも
水彩の如く淡い想い出の日々を描いた秀作である。
前作と本作も共に
 Island  配給期の Chrysalis から発売されているが、権利的には現在も
Chrysalis としてEMI‐Music Japan から発売が可能と思われる。
  尚、盤面のレーベル・デザインの復刻に関しては1stPink Island である為に工夫が
必要であるものの、 本作の盤面がグリーンである為、復刻可能である、と思う 。
  そして、Deep Feeling の唯一作であるが、これは渋めのサウンドが好みの英国ロックを
愛する者にとっては必携の1枚だろう。
このアルバムも旧日本フォノグラム時代に CD化されたことがあるが、何しろ音質が極悪で
聴く気力を萎えさせてしまった程の酷さであったのだ。
  おそらく、Universal には既に発売できる権利が残っていないものと思われるので、ここは
Dick James Music ( 即ち、DJM の音源管理 )と直接に契約をしてでも発売してくれそうな
Air Mail Recordings に期待したい。

   20080102225820.jpg    20080103113240.jpg

  Heaven / Brass Rock 1     ( '70 )     ( L )
       Uk ; CBS    S.66293
  ♭ Public Foot The Roman / Self Titled     ( '73 )     ( R )
      Uk ; Sovereign / EMI   SVNA‐7259

♪ Heaven の ”Brass Rock 1” は既に拙Blogでも紹介済みなので省略する。(笑)
SONY に権利が残っている、と思われるので大丈夫だろう。
問題なのが、あの十字架ジャケットだな。
    何しろ、あれを忠実に再現するとなるとコスト割高になること確実なので、無理に¥1,890 に
設定しないで、少しだけ価格をアップするという2段階方式で発売してくれればと思う。
¥2,520 ぐらいまでなら僕は買うぞ。 
    さて、Public Foot The Roman の唯一作になる音盤だが、熱心なブリティッシュ・ロック
愛好家以外にはあまり馴染みがないかもしれない。
サウンド的には洗練されたブリティッシュ・ロックという感じで、僕はかなり好きなタイプだね。
    もちろん、EMI‐Music Japan から発売が可能だろう。

   To Be Continud…  (って、未だ引っ張る気かよ=爆)

The Ardent Reissue Wish List Of Japanese Miniture LP Sleeve,Selected By Poler Bear =白熊的紙ジャケ復刻熱望!;Part 1

♪  lonehawk さんの Blog 『芸術的生活で面白い企画をやっています。
これ幸いとばかりに、僕も『新春特別企画こんな音盤が発売されたって良いじゃないか』と
便乗してみました。
    だけど、かなり選出の基準に隔たりがありそう。(笑)
あまり突拍子の無いものを選んでみても、現実的に権利関係の問題で実現不可能だろう、と
思われる音盤も数多くある訳でして、そんな音盤を選んだところで夢も希望も無いからね。
今回は発売の可能性が多少なりともありそうな音盤を選んでみました。
    万が一、何かの間違いで実現したら…確実に経済的な危機感が襲ってきますね。(撃沈)

   FlamingYouth-Uk.jpg  Fields.jpg

   Flaming Youth / Ark 2    ( '69 )    ( L )
       Uk ; Fontana / Phonogram   STL‐5533
             Us ; Universal City / MCA    73078
  Flields / Self Titled     ( '71 )   ( L )
       Uk ; CBS    S.69009

♪   まず最初に選んだのが  Flaming Youth Ark 2で、これは当初ユニヴァーサルの
初期のシリーズで発売が予定されていたものであり、カタログ番号が決定して尚且つ帯にも
載せられていたし、解説 ( 藤崎登氏 ) が出来上がっていたにも拘らず、発売直前になって
中止になってしまった、という曰くつきの1枚だ。
    どうやら、英 Castle から CD化されたことから察すると、既に Fontana には発売権利が
無いのかもしれない。
  従って、可能性としては BMG ということになるのだが、ライセンス貸与という形であれば
Air Mail Recordings Strange Days あるいは Disk Union にも発売できる可能性が
残されている。
  さて、個人的に発売を待ち望んでいるのが、この Flields の唯一作だ。
過去にも Flaming Youth と同様にCD化されているが、何しろ音質が悪く、この為に魅力が
半減してしまった音盤である。
オークションでは CD なのに相応のプレミアが付けられており、いっそのことオリジナル盤を
入手した方が良いとさえ思ってしまう。
権利上問題なく SONY が発売できる筈なので、これはポスター付きの仕様で復刻して欲しい。
  尚、余談であるが、当時発売された国内盤 ( Epic / CBS‐SONY  ECPL‐9 ) には 2種類の
存在が確認されており、言うまでもなく、初回盤が英盤と同じ財布型のゲートホールド仕様だ。
残念ながらポスターは付けられておらず、解説書にモノクロ写真で載せられていた。
ただのゲートホールド仕様盤は 2ndプレスなので注意が必要だ。(笑)

   GravyTrain-1-Uk-Orig.jpg Argent-Circus-Uk.jpg

   Gravy Train / Self Titled    ( '70 )     ( L )
       Uk ; Vertigo / Philips   6360.023
  ♭ Argent / Circus    ( '75 )    ( R )
       Uk ; Epic / CBS   EPC‐80691 

♪ この2枚は国内盤が発売されていたので、ご存知の人もいるだろう。
特に Gravy Train の方はオイル・ショックの影響で市場から短期間で姿を消してしまった
貴重な盤なので、所有されている人がいれば小金持ちにはなれるかも。(笑)
Argent は数あるアルバムの中でも、個人的に好きな”In Deep”や”Nexusと並んで最も
プログレ色が前面に押し出された”Circus”を推す。僕はPグレ者じゃないけれど。(爆)

     To Be Contunued…

A Happy New Year To All Bloggers ! =ブロガーの皆さん、新年明けましておめでとうございます!

A Happy New Year To All Bloggers ! 
 ブロガーの皆さん、新年明けましておめでとうございます!

♪ いよいよ今日から 2008 の始まりですね。
現在の函館は晴れており、まさに新年に相応しい穏やかな朝という雰囲気です。
    ただ、天気予報では曇り時々雪になっていますが。(笑)
皆さんがお住まいのところは如何でしょうか?

♪ 世間では何処もかしこも正月モードに突入している、という感じですね。
既に初詣を済ませて、雑煮やお節料理を食べて寛いでいたりしているのでしょうか。
  あるいは『正月だからいいじゃないか』、と心優しい奥さんに言い訳しつつ、大好きなお酒を
朝早く…いや年越しで飲んでいる誰かさんもいたりして…(笑)
  さて、僕は夕方から仕事があるので、昨日が正月みたいなものでした。(苦笑)
いつもよりも分厚い新聞に折り込まれてきたチラシを見ても、正月モードを感じます。
デパートの初売りは明日から始まりますが、家電量販店は早くも今日から初売り…というか
年中無休かよ、と思わず突っ込みを入れたくなりますなあ。
年中無休で営業をしている業種は他にもあり、例えばパチンコ・パーラー等もそうでしょう。
パチンコやスロットを打つ人もいるのでは、と思いますが、ここぞとばかりに一攫千金を目論んで
熱くなり過ぎてしまい、結果的に丸裸にされてしまわないように気をつけて下さいね。
    だいいち、不労所得を得ようという心構えでは絶対に勝てませんから。
店側としては、年末年始、お盆等の帰省シーズンには相当の売り上げを見込めるのですから
当然のようにパチンコであれば釘を狭くして¥1,000 当たりの回転数を悪くしてきます。
普段の場合だと、等価交換の店であれば16~18回転 /¥1,00 0だと優秀台ですが、これが
13 回転程度だと要注意ですね。
スロットだと、ボッタクリ店であれば全台設定 1、所謂、優良店でも設定 1を使うか平均設定を
確実に 1~2 ランク落としている筈
です。
  つまり、冷静さを欠いた客を絶好のカモにして投資金額を多くさせる、ということですよ。
当然のように客単位の売り上げが跳ね上がりますからね。
  ただし、少ないながらも『お宝台』と呼ばれる優秀台は確実に存在します。
それを見つけられるか否かは冷静な判断力と信用できるデーターが必要ですが。
  まあ、世の中には旨い話なんか無い、ということですから、欲に目が眩んだカモがネギを
背負ってきた状態にならない程度に楽しむことですね。
店にお年玉をプレゼントしよう、というぐらいの気持ちでなければ無理でしょうが。(笑)

  本日のお薦め音盤

  20080101121654.jpg   20080101125244.jpg

 
Alberto Radius / Che Cosa Sei ?  ( '75 )
       Ita ; CBS / CBS‐Sugar    S.
81476   ( L )
     
Jap ; Arcàngelo ( CGD ) / Disk Union   ARC‐7094   ( R )

   20080101125342.jpg    20080101125256.jpg
    
  ♭ Fausto Leali / Amore Dolce, Amore Amaro,Amore Mio ( '75 )
       ● Ita ; CBS / CBS‐Sugar     S. 69173   ( L )
       
Jap ; Arcàngelo ( CGD ) / Disk Union   ARC‐7097   ( R )
 
  20080101131549.jpg

 ♭ Tito Schipa Jr. / Io Ed Io Solo    ( '74 )
     ● Ita ; Cetra / Fonit‐Cetra     LPX‐31
      
Jap ; Arcàngelo ( Fonit‐Cetra ) / Disk Union   ARC‐7144

♪ 既に各Blogで紹介され尽くされた感がある音盤を選んでみた。
新年早々からイタリアの歌ものの音盤を選ぶというのも可笑しな話かもしれない。
   しかし、白熊的には寒い冬だからこそ仄かな温もりが感じられるような音盤を選んでみた。
  最初の 2枚に関しては、例によって超有名盤なので省略する。(←多忙なので手抜き)
万が一、この2枚を聴いたことが無いという人がいるのならば、早速CDショップへGO!
ちょっと高いが2枚を買っても¥
6,000 で¥120 のお釣りがくるから。
これで幸せな気分を味わえる、というのであれば安いものじゃないか。(笑)
   さて、問題は Tito Schipa Jr. の方だが、これは好みが分かれる、と思うので、この音盤が
必携アイテムとは言い難いな。
    要は彼の声質が好みか否か、という点に尽きるのだが、アルバム全体を貫き通す素晴しい
楽曲群の前では気にならないかもしれない。
    敢えて難点を言うならば、時折入ってくるストリングスが煩わしい、と感じるようであれば気に
入らないかもしれない。
  ただし、それも夢見心地でウットリ、というラヴ・ロック・タイプのように感じられるような非常に
甘ったるいものではないので、聴く機会があれば試してみて欲しい。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。